あなたにとっての人生の基本はなんですか？

基本は大切なこと

料理の世界に足を踏み込んだことがあるから、身に染みていることがあるんです。それは、基本が大事だということ。ただ、これは料理に限ったことではありません。色んな場面でも言えることがあります。

だから、誰もが知っていることでもあります。

きっと皆が皆、自分の中に大切にしている教えのようなものがあって、無意識であってもそれを軸にして生きているのだと思うのです。それは、自分という人間の礎になるものに違いありません。だから、人生の基本も大切なことだと思えます。

ただ、僕もそうなのですが、「人生の基本は何ですか？」と、いった問いかけにどれくらいの人が答えられるでしょうか。生きていく中で、様々な経験をしていくものだから、その都度、基本が変わっていくことは理解することが出来ます。自分が見えているものが変わば、もちろん意識することも変わるのですから。

人生の基本を考え直してみる

今の僕にとって、人生の基本になるのは何だろうと考えてみたんです。口では様々なことを言うことが出来るものです。いくらでも作り出すことだって出来るものですから。でも、自分の深層心理を読み解いてみるところ、僕の中で絶対的に大事にしていることがあることに気が付きました。

正しく生きること。

これが、今、僕の中で無意識であっても守ろうとしていることです。

でも、それは何かもっと大事なことを忘れてしまっているような気がしてモヤモヤしてしまいました。

正しく生きようとすることは、もちろん大事なことのように思えるのですが、人生の基本であることは間違いのないことです。ですが、正しさは時に歪んでしまうものでもあります。自分が正しいと思っていても、信念を持っていると確信を持っていても、気が付けば、道から外れてしまっていたということもよくあることです。

それは、見えている世界と言うものが、思い込みや自分の中の常識によって作られているためにです。だから、自分が見ているものは、世界のほんの一部しか見えていないものだということです。

僕の中で仕事に生きることが正しさでした。そうでない人たちを馬鹿にしたり、見下していたりもしたことがあります。でも、自分が仕事が出来ない状況に陥ったときに、そうではないことを思い知らされたのです。何を大事にするのかはひとそれぞれでよかったのです。

大人になれば、たしかに、そこでしか見えないものがあります。見える景色が広がれば広がるほど、目に見えることしか信じなくなるのは仕方のないことではないかと思うのです。それは、同時に何かを見落としているようなきがするのです。もっともっと大事なことがあるような気がします。

例えば、自分がこんな人になっていたらどうでしょうか。お金持ちになっているけれど、意地悪な人。社長なのに周りに嫌味ばかり言う人。親になったのに、陰口を言う人。先生になったのに挨拶をしない人。何かで一位になったことをひけらかす人。どれも、自分の中の正解の中を生きているかもしれないけれど、非常に勿体ないことをしていると、誰もが思うのではないでしょうか。

子供の頃に、僕らはたくさんの大事な教えを学んでいるのです。挨拶をするとか、人に優しくするとか、人から親切にされたらありがとうと言うとか、誤ったことをすれば、ごめんなさいをいう。こうしたことは当たり前になり過ぎて、おざなりになりやすいし、忘れてしまいやすいものです。

僕にとって、人生の基本は何かということを、いろいろと考え見て分かったことがあります。考えてみたことで見えてくることがたくさんあるということです。但し、考え過ぎはもちろん良くないことも知っています。ですが、考えないことには、自分を磨くことも道を切り開くことも出来ないのです。

これだと思いました。僕の中で人生の基本とは、それはどんなことも考える姿勢でいること。「考えることを辞めない」ということ。

これを自分の中で人生の基本とすることで、自分の中の暗黙のルールとなったような気がしました。

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