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孤独を乗り越えて

孤独だった時の自分を振り返ってみた

子供の頃、ちょっとした孤独を味わった記憶が残っているのでした。とても厳格な母だったために、何もかも制限されていたのです。そのせいで、放課後一緒になって遊ぶことも出来ずに、皆が見ているテレビやアニメも僕は見れなかったんです。だから、友達と話が合わなかったのです。それくらいで、孤独だなんてと誰かは言うかもしれません。ですが、あの時の僕にとっては十分すぎるくらい勇気をへし折られるものだったのです。自分から話しかけることが出来なかったんです。

そんな僕は大人になって変わったのかもしれません。積極的に人との繋がりを求めるようになっていました。いつも誰かの側にいることばかりを選んでいましたから。

いえ、本音を言えば、正直なところ何も変わってはいませんでした。何よりも孤独になることを恐れていたんですから。その代償というべきなのか、人から嫌われないように、いつも心掛けていました。それで、自分の本音をさらけ出すことを極端に躊躇していました。何よりも人に合わせるように自分を仕向けていました。それはそれでしんどいものではありました。ですが、孤独を感じるよりはましだと思っていたんです。

そんな僕は、仕事で大きな失敗をしてしまったのです。失敗というよりかは、求められた結果を出すことができなかったんです。そのことで、会社から散々罵倒されて否定されたんです。そして、立場を失いました。僕は、その挫折から立ち直ることが出来ませんでした。自分には価値がないと思い込むようになって、価値のない自分なんか誰も相手になんかしてくれないと思うようになってしまったのです。

そこから僕の孤独感は、加速するようにどんどん強めていくようになりました。誰かと話していても、心の声が聞こえるような気がしていたんです。「お前みたいな人間をまともに相手なんかするはずがないだろ。」「君は邪魔でしかない。」「あんたなんか、付き合う価値もない」そうやって自ら追い込んでしまった僕は、やけになってしまったのです。

僕は暴走したかのように、周りに迷惑をかけたり、傷つけるようなことを言ったり行動するようになっていました。自分でもどうしていいのか分からなくてなっていました。もう、自分でも止められなかったのです。

気が付けば、僕の周りには誰もいませんでした。

本当の孤独になってしまったのです。

それは、もう苦しかったものです。孤独というものは、とても辛いものでした。

どれだけ周りに人がいても、蚊帳の外で、自分が背景の一部になってしまったかのようでした。いつも一人な気がするから、何かで寂しさを埋めようとしても、埋まることは無いのです。

孤独が自分を追い込んでしまういます。孤独が自分をより弱くさせてしまうのです。不安や後悔はどんどん膨れ上がるのに対して喜びはどんどんと感じられなくなってしまうのです。当時の僕は何かを楽しいと感じることはありませんでした。

心細さによって、自分の価値を感じることができないのです。それは生きる意味さえ失ってしまうものでした。もう何度も自分の人生を諦めようとしたのか分かりません。孤独は本当に恐ろしいものでした。

孤独から得たもの

孤独になったからこそ分かるのです。本当にひとりであることの辛さを味わったからわかるのです。

今の僕にとって、自分を囲んでくれる存在の大きさが。その存在が、どれくらい僕に勇気を与えてくれて強さと優しさを引き出してくれているのか。

これまでにないくらいの感謝を感じるようになったのです。

今の自分に幸せを感じさせてくれるのは、間違いなく僕を大切に思ってくれる存在があるからなんです。

孤独だった僕が戒めてくれる。あの時の気持ちを決して忘れてはいけないって。

だから僕は今も踏ん張ることが出来ているんだと思うのです。


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最後まで読んで頂きありがとうございます。
本日も皆さまがご機嫌で過ごせますように。
メルシー

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