何をするべきかではなく何がしたいかを考える
後悔のきっかけになる
将来のことを考えるとどう選択するべきなのか、分からなくなることがあります。
僕自身も実際に大学受験を、家の状況から考えて、自分は行くべきではないと判断し、行かない選択をしました。
しかし、これまでの自分の言動を自己分析しても、どこか心残りなのに気がつけるのです。どこか何かが引っかかっているような気もします。後悔をしていた時期もありました。
こういった人生の選択肢においては、何をするべかで迷う時がありますが、肝心なのは何がしたいことなのかを優先すべきことなのではないでしょうか。そうしないと後悔のきっかけになってしまいます。
人生というのは面白いもので、どの道を選んだから、正解で不正解というものは存在しないものなのです。それを僕らが勝手に今の心境や感情をねじ込ませているだけで、どちらかが正解で不正解だと思い込んでしまうだけなのです。
だったら、自分の中で生まれた何がしたいかを選ぶ方が後悔を生み出さないものになりえます。どの選択をしても、後悔がなければ、正解なんですから。
何をしたいかを選べるために
あれやこれやと複雑に考えていくよりも、もっとシンプルに天秤にかけても分からないものに対しては自分のやりたいことを優先することを考える方が自然だと思います。
ただ、「そうは言っても。」というものが本音ではないでしょうか。そんなことは頭では分っているつもり、それでも自分が何がしたいのかを選べないのも、何がしたいのかが見えなくなってしまうのも、僕は凄く身に染みるくらい理解しています。
それは、過去の経験が足かせになってしまっているのです。自身では失敗したと捉えている体験こそ、足かせとなって僕らに迷いをもたらします。
何をするべきなのかを選ぼうとしてしまう心境を深く読み解いていくと、何をすることが正解なのかという心理からで、裏をかえすと、何をすれば失敗にならないのかという心理が働いていることが、推測することができます。
そうした心理の積み重ねが今の自分であるものなのですから。
過去の失敗した自分を気にするあまりに、過去の失敗にとらわれてしまう。そのことは、自己否定に大いに繋がってしまうものだと思います。
僕なんて、という言い方はよくありませんが、料理の道に進んで、日の目をみることなく、大きな失敗を繰り返してきました。それでも、こうして前に進もうとすることが出来ているのは、これまでのことをきちんと気持ちを清算することができたからなのです。
これからの人生を考えたときに、ワクワクして生きていきたいじゃないですか。何をすべきかで自分をがんじがらめにしてしまうことでは、ワクワクした生き方になるものでしょうか。
自分が何がしたいかを選ぶことができるからこそ、ワクワクして未来をみて、前をむけるものになるのだと思うのです。これも、シンプルに考えて、好きなことや楽しいと思えることをしていくほうが、幸せに決まってますから。
だから、今の自分の判断をもっと信じられるように、自分を肯定し、自分自身がもっと自分を認めてあげることが必要なのです。
先ほど、僕は今の自分は過去の積み重ねだと書きました。過去の失敗にとらわれて、その時の自分を否定してしまった。そういったひとつひとつの積み重ねが何をすべきなのかという思考に繋がっているのだと。
だとするのなら、何がしたいかを選べるようになるには、自分の判断を信じられるようになれるには、自分を肯定することや自分を認めることの積み重ねになるのです。
どんな些細なことでもいいのです。ハチャメチャな理由でもいいんです。自分を認めて肯定することをひとつひとつ積み重ねていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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