ご機嫌に生きてみる
自分の存在価値を感じられないのは
僕は人の顔色をうかがいながら生きてきました。自分のことなんか二の次。それを小さな頃からやっていました。両親の機嫌が悪いと感じたら、勉強する振りをしてご機嫌をとろうとしていた。それが、なによりも効果てきだったからです。両親が機嫌がいいと、僕にとってはラッキーだと感じていました。少しくらい、意にそぐわないことをしたって、許してくれるからです。僕はその時だけは、子供ながらに安堵の顔を浮かべていたのだはずでした。
それから、先生の顔色を伺い、上司の顔色を伺い、クライアントやお客様の顔色を伺い、友人に気を使い、家族や仕事仲間の顔色を伺うようになっていました。
そこには、自分らしさや居心地の良さはなく、自分の居場所は何処にもないように思えたし、自分に価値なんて感じられることはありませんでした。
僕も同じだった
ある時に、初めて新人の教育担当になった時がありました。僕は、任されたことが嬉しく喜んだと共に、責任を強く感じたのでした。
僕なりにカリキュラムを計画して、新人教育に挑みました。しかし、思うように行きませんでした。僕の中で焦りもありましたし、じれったさもあって、日々イライラがが大きくなっていくのが、分りました。
そんな時に僕は気づいたのです。新人さんが真剣にしていたのは、どうやら、僕の前だけだったらしいのです。
僕がいない時には、愚痴や会社の文句をいっていたし、サボっていたみたいでした。更に、日が進むにつれて、よそよそしい態度になっていくのを感じました。
僕は自分の立場ばかりに気をとられ、新人さん側も気持ちには気づきませんでした。そして、そんな新人さんの行動の原因は僕にあったのでした。そこに気がついたのです。
両親がやっていたことを僕自身がしていたのでした。何故、新人教育が上手くいかなかったのか。新人さんと上手くコミニケションが取れないのはどうしてなのか。それは、僕が不機嫌でいたからでした。
これは、僕の中でとてもショックな出来事でした。自分がされて嫌なことを、無意識にでも自分自身がやっていたなんて。
ご機嫌で生きるために
僕はこの失敗と気付きから、ご機嫌で生きることを目指すようになりました。
始めて長い期間をかけても、なかなか上手くは行きません。感情をコントロールするなんて外的要因が多すぎると思い込んでいたからです。
しかし、ある種の行動は心の状態を変えてくれるような働きがあるのが分かりました。例えば、会社でいらいらすることがあっても、友人とワイワイして楽しんだのならなんだかスッキリした心の状態に変えられるように。
他にも熟睡するとか。体を動かす。自然を観る。自分が楽しいことをするといったことは、一時的にもご機嫌でいられるひとつの策になるものでした。
考えてみると、多くの人は心の拠り所を求めているのです。だからこそ、エンターテインメントが注目されているんですから。
とはいっても、後々には、そのイライラした原因と向き合わなければいけないのは確かです。ご機嫌でいるための根本的解決にはならないと感じました。
そして、あれこれ自分で試しながらたどり着いたのが、マインドフルネスや瞑想なのです。それらによって、ご機嫌でいられないのが、外的要因が多いためだと思い込んでいたものが、全ては自分の内側にあるということがわかりました。その要因を探っていくためにも、瞑想し内省することで見えてくるのです。
起きる出来事をポジティブな視点で眺めることができるのです。ここでは、マインドフルネスや瞑想の詳しくは今度させて頂くとして、最初は抵抗があり、効果も感じられないかもしれませんが、長く続けていくうちに本当に効果がでてくるものです。
ご機嫌でいることは
僕が今も日々目指すのは、ご機嫌でいること。それはいい気分でいることです。
全てのことをエネルギーと捉えたときに、ご機嫌でいることが、周りにどんな影響を与えるのかは、想像が出来るように周りもポジティブにしてくれる。
だから、ご機嫌で生きると、多くの素晴らしいことが現実化していくのです。ご機嫌を目指すことは最高に幸せな自分づくりなのです。つまり、これは自分を愛するための一要素になるものなです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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