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どうして自分を好きであることが大切なのか

自分を好きになれなかった

子供の頃から、僕は自分を好きにはなれませんでした。母は、とても厳しかった人で、僕はいつも𠮟られてダメ出しされてばかりでした。そうであっても、時々でいいから母に褒めてほしかったし、何よりも期待に応えたいと思っていたのです。でも、やるこなすこと、叱られてばかりで上手くいきませんでした。もう少しちゃんとできるはずなのに、もっと頑張れたはずなのに。すぐに諦めたりすぐにくじけてしまう。挙句の果てには、拗ねてしまうのです。そんなダメでどうしようもない自分が嫌いだったのです。

自分はどうしようもなく弱い人間でした。そのことが、自分を嫌いになった大きな理由です。自分の全てを否定したくなります。何度も変わりたいと思っても、こんな自分じゃどうしようもないことばかりだったのです。

自分のことが誰よりも嫌いだったから分かるのです。その時間がとても長かったからこそ、見えてきたことも多かったのです。

自分を嫌いでいると

自分のことを好きでないと、自分に愛を注ぐことが出来ないのです。

愛と言うと、とても抽象的ですが、そう言うことが何よりもぴったりなんです。やさしさや思いやり、尊敬や感謝の気持ちであり、またはそうした行動でもあり、応援であり見守りといったもの。自分のことが嫌いだった僕は、愛という言葉を使うのは苦手に感じるのですが、この場合はやはり、愛という言葉が一番当てはまるような気がします。

つまり、自分の心を満たすものは、こうした愛と言えることを思いや行動を受け取ることでしか満たすことは出来ません。いくら高価なものを買ってみても、その瞬間は心が満たされたとしても、すぐに、心は憂いてしまいます。次から次に新しいものが欲しくなるし、物の価値もどんどん下がってしまうものだからです。

自分の心を満たすことが出来ていないと、どれだけ人に優しくしようとしても、どれだけ人に感謝や敬おうとしようとしても、全てが偽善になってしまうのです。つまり、人に愛を注ぐことが出来ないのです。

それは、とても寂しいことであり、悲しいことです。

そんな状態では、いくら生活が裕福であっても、心豊かに人生を歩むことができないものだし、幸せに気付くことも出来ないのです。

自分を満たせていない為に、全ての行動に対して見返りを求めてしまうのです。人に自分の心を満たしてほしいと求めてしまうようになってしまうのですから。

当時の僕の感覚でいれば、やさしさや思いやりも全てお金と同じように考えていました。人に簡単にただであげるものではないものだって。まるで貸し借りのように思っていたんです。あの時、あなたに優しくしたから、僕にも優しくあるべきだって。あの時、あなたが困っていたから手を貸したんだ。だから、僕が困っていたら、あなたは手を差し伸べるべきだって。

自分を好きになろうとして欲しい

でも、優しさや思いやり、好きだという気持ち、又は尊敬や感謝の気持ちというものは、貸し借りするものではなく、ただ、注ぐだけのものだということに気づいたのです。

そうある為には、自分の心が満たされている必要があります。そして、自分の心を満たすためには、自分に愛を注ぐ必要があります。自分に愛を注ぐためには、自分を好きである必要があります。

好きでもなんでもなければ、その人を推すことは出来ません。応援することなんか出来ないはずです。

僕自身、まだまだ自分を好きであるとは言い切れてはいない部分があります。ですが、好きになろうという気持ちがあります。だから、自分に興味があるし、自分のことをもっと知りたいという気持ちを持つことが出来ています。

もしも、自分のことを好きになれていないと感じているのなら、先ずは自分のことを好きになろうとしてください。それは、自分のことを知ろうとすることからはじまります。自分のことを深く知ればしるほど、寄り添うことが出来るからです。その思いだけで、自分の見え方が大きく変わってくるはずですから。

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