普段の食生活に気軽に「食物繊維」を追加する(難消化性デキストリン)
先日、見たダイエット番組で「食物繊維」の大切さを改めて知った。これまでも、食物繊維が便秘解消に良いとか、腸内細菌のエサになるとか、そういう基本的な知識はあったのだけれど、それが痩せ体質(食べても太らない)と関係があるとは思っていなかった。(参考:【NHK・BSプレミアム】美と若さの新常識~カラダのヒミツ~SPダイエット成功は“体質”を知るにあり「体質改善ダイエット!10週間やってみた」)。
それを考えると、普段の食生活には食物繊維が、あまり多くはない。特に忙しい時間(朝・昼)は、野菜を摂ったり、海藻を摂ったり、できないことの方が多い。パンとか麺類とか、すぐに食べられるものが多くなり、結果として食物繊維はかなり不足する。
難消化性デキストリン
そこで、目をつけたのが「難消化性デキストリン」だ。トクホの飲み物にも入っている。もともとは、トウモロコシの粉が原料のデンプン。「難消化性」とあるように、消化されず、水分を含んで膨らみ、脂肪と共に腸内に流れていく。
食物繊維そのものに栄養はないが、食事と一緒に摂ることで血糖値が急上昇するのを避けることができるメリットがある。また、いわば食事の中の脂肪を一緒に流し去ってくれる。加えて、先日の番組で扱われていたように、短鎖脂肪酸を作り、痩せ体質の人の腸内環境を作るのに役立つ。
際立った弱点がほとんどないのが良いところだ。精製された食品は食べやすく美味しいけれど、食物繊維をごっそり失っていることが多い。だから、食物繊維だけを、このようにサプリとして摂らなければならないなんて皮肉だが、現代人の食生活には必要のあるサプリではないだろうか。
コーヒーなどに入れて
摂取の仕方は簡単だ。無味無臭なので、コーヒーなどに入れても何の違和感もない。煮物や汁物、炒めものにちょっと入れてもよい。だいたい1日10gくらいを目安にすると良いらしい。
基本的に食品なので、摂りすぎて害になるものではない。消化できないので、腸内に流れていく物質に過ぎないのだ。我が家では、野菜や海藻などが不足する食事に、デキストリンを追加している。
朝食のヨーグルト(プロテイン)に入れても、まったく味が変わらないし、昼食のコーヒーに入れると一緒に摂った食品の血糖値を上げずに済むし、良いところばかりだ。昼食は糖質制限を解除して、基本的に、炭水化物を摂取するので、デキストリンは、大変ありがたいサプリ?だ。
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