本のオススメって至難の業では……
本の話をしていると、オススメ本を聞かれることがあります。
でもそこには難点があって……。
メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。
今回は、本のオススメについて思考を巡らせてみます。
以前から、たびたび思ってきたことですが……
「何かオススメの本ある?」
という質問に答えるのって難しいです……。
本を紹介することって、私自身は本当に大好きなことなんです。
でも、そもそも、質問者の読書歴がわからないことには何ともいえないんですよね。
特に、相手が何を読んできて、何を読んでいる人なのかが全くわからない状況では、オススメは至難の業です。
単に、
「面白い小説ある?」
という質問に応えるのでも、なかなか難しいんですよね。
過去に、相手に合うと思った本をプレゼントしたことがあるんですが……
その時は、私の好きな海外の小説で、内容も喜んでもらえると思ってプレゼントしました。
結果、翻訳小説は苦手だと打ち明けられてしまったという(汗)
どうやら、特に海外の人名や地名が覚えられず、読むのに苦労してしまうってことだったんですが、結構これってあるあるなんですよね。
その人自身は、普段、小説を読む習慣があっただけに、まさか同じ小説でも海外物が読めないなんて思いもしなかったという。
本のオススメをちゃんとやるなら、ジグソーパズルを作るようにしていかなきゃいけないのかもしれません。
それは、
①相手の今まで読んできた中で、印象的な本を複数聞く
②それらに繋がるようなものや、それらの中で間を埋めるような本が浮かび上がる
③その中で相手が読めるだろう本をオススメする
という形です。
相手への本のオススメは、これが一番いい形なのかもしれません。
これは、決して相手の挙げたとのと同じ分野のものをオススメするだけではありません。
相手が挙げた2つの分野を橋渡しするような本や、相手の挙げた本に共通する事柄に触れている別ジャンルの本等々。
何にしろ、ジグソーパズルを作る時に、既にある部分を継いで完成させていくように、本を紹介するわけです。
上のジグソーパズルとは、少し反するかもしれませんが……
本のオススメ行為って、オススメされた側から見ると、
「この人が私に薦めてくれた意図ってなんだろう」
ということを合わせて読む経験になりますよね。
なので、こちらがオススメする場合、相手が読みづらいと思っても、関係性次第で相手に合うと思った本をオススメするのもありだと思います。
それこそ、尊敬する方に、
「君はこの本を読むべきだよ」
と言われるだけで、その本がたとえ今太刀打ちできないものでも、自分には重要なものだという、読むモチベーションをもらえますから。
まあ後は、相手が何か興味ある分野を持っていて、それにまだ詳しくなかったら、自分が一番役立った入門的な本がオススメできたりしますよね。
(まあこれは小説ではやりづらいですが。)
オススメを上手くやる方法は、考えていくとかなり、雑多な方法がたくさんあるという感じですね。
ちなみに、私自身は、特定の人に本をオススメする場合は、大・大・大好きな本を薦めることはあまりありませんね。
このnoteで紹介しているのは、一般に向けて書いているので、大好きな本を紹介してオススメもすることはありますが。
特定の人に対して薦める場合は、やはり上のジグソーパズル的な考え方で浮かび上がるものを薦めることが多い気がします。
それこそ、AIに応用が考えられている昨今、その人にとって本当にオススメな本はAIが最も適切な答えを出してくれるようになるのかもしれません。
とはいいつつ、尊敬する人の例のように、オススメの際には人柄から求められることもあるので、AIだけじゃないオススメの可能性はまだまだあるんでしょうけどね。
とまあ、まとまらないですが、今回はこんなことをつらつらと考えてみました。
あなたは、本をオススメする時にどんなことを考えますか?
よかったら是非教えてください。
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