見出し画像

視線を制する者が勝利を制する!「Quiet Eye」の秘密と鍛え方

🎉「視線固定(Quiet Eye)」で勝利をつかむ!スポーツ心理学が明かす成功の秘密🎉

📢 スポーツで一瞬の勝負を制する「Quiet Eye(視線固定)」とは?

スポーツの勝敗を分ける瞬間、トップアスリートの視線が1点にピタッと止まることがあります。

これこそが「Quiet Eye(クワイエットアイ)」と呼ばれる現象です。

目の動きは通常、1秒間に2~3回のペースで動いていますが、スポーツのような高精度の動作が求められる瞬間に視線が「空間の1点」にピタリと固定されるのです。

例えば、バスケットボールのフリースローやサッカーのPK、ゴルフのパッティングなどの場面で見られるこの現象。

なぜこれが重要なのか?

それは、視線の固定が脳の情報処理を最適化し、パフォーマンス向上に貢献するからです。


⛹️‍♂️ NBA選手の事例でわかる視線固定の力

ロサンゼルス・クリッパーズのスター選手、デアンドレ・ジョーダン選手は、2014年のフリースロー成功率がわずか**39%**でした。

彼の圧倒的な身体能力にもかかわらず、フリースローが苦手だったのは、「Quiet Eye」が欠けていた可能性が指摘されています。

一方、彼のチームメイトであるジャマール・クロフォード選手は、パワーやスピードこそジョーダン選手に劣りますが、フリースロー成功率は**90%**とリーグ屈指の精度を誇ります。

この差を生むのが「視線固定(Quiet Eye)」の有無であると考えられます。

クロフォード選手は、シュート直前にボールではなく、バスケットのリングに視線を固定します。

この一瞬の「集中の質」がパフォーマンスに大きな違いを生むのです。


🔍 なぜ「視線固定」が重要なのか?心理学的なメカニズム

視線固定の理論を提唱したのは、カルガリー大学の認知心理学者であるジョアン・ビッカーズ氏

彼女の研究によれば、人間の脳はGPSのような機能を持ち、視線から情報を取得し、次の動作(速さ、方向、力加減)を調整する仕組みがあるといいます。

これが視線固定のポイントです。

  • 視線固定が脳の注意力を高める:余計な情報をシャットアウトし、集中力を高めます。

  • 動作の予測が容易になる:視線を固定することで、距離感や力の調整がしやすくなります。

  • 集中の質が向上する:雑音が減り、正確な動作が可能になります。

この視線固定の現象がフリースローだけでなく、ゴルフのパット、射撃、外科手術の手技、さらには発達障害の子どもの動作訓練にも効果的であることが分かっています。


🧠 スポーツ心理学における「視線固定」の実証研究

イギリスのエクセター大学のマーク・ウィルソン教授サム・バイン研究員は、「視線固定」と「集中力」の関連性を明らかにしました。

この研究によると、プロと初心者の「1点を見続けることができる時間」の差は0.2秒しかありません

しかし、このわずか0.2秒の差が勝敗を左右するのです。

例えば、フリースローの場面では、上級者ほどゴールに視線を留める時間が長く、これが精度を向上させる要因となっています。

さらに、「視線固定」は脳の注意ネットワークを活性化させ、余計な情報をフィルタリングする役割を果たしていることも判明しています。

視線を固定することで、心拍数が安定し、筋肉の動きが滑らかになるのです。


💪 視線固定をトレーニングに活用しよう!

視線固定は、特殊な才能ではなく「誰でも訓練できる技術」です。オリンピック選手やプロゴルファーはもちろんのこと、子どもの発達性協調運動障害(DCD)の改善にも役立つことが研究で示されています。

🎯 視線固定トレーニングの方法

  1. ターゲットを意識する練習
    → バスケットのゴールやゴルフのカップを5秒間凝視する。

  2. シュート前のルーティンに取り入れる
    → 例えば、バスケットボールのフリースローでは、シュート直前にリングの「1点」に視線を固定することで、シュートの精度が向上します。

  3. 動作と視線の同期練習
    → 視線を固定したまま、ボールを投げる、打つ動作を繰り返します。

  4. 呼吸を整える
    → 呼吸を整えることで、心拍数が安定し、視線のブレが減少します。


📚 スポーツ心理学的分析

スポーツ心理学の観点から「視線固定(Quiet Eye)」は、**注意と集中を高める「メンタルスキル」の一つと考えられます。

試合の緊張感が高まると、人は「焦り」から視線が不安定になります。

しかし、視線を1点に固定することで「注意の焦点化」**が促進され、集中力が回復するのです。

さらに、視線固定は不安や緊張の軽減にも効果的です。

試合のプレッシャーがかかる場面で「失敗するかも」と考えると、視線が不安定になりがちです。

ですが、視線を特定の1点に固定することで、「今、何をすべきか」に意識が集中し、不安が和らぎます。

これが、スポーツ心理学における「マインドフルネスの効果」と同様の働きであることが示唆されています。

笠原彰プロフィール:

https://lit.link/mentalabo
https://lin.ee/9ksbwdg

作新学院大学メンタルトレーニング教授
とちぎスポーツ医科学センター協力心理相談員 https://tis.or.jp/contact/
プロメンタルコーチ
自己肯定感養成プロコーチ
ライフバランスアーティスト
健康運動指導士
メンタルヘルスファーストエイダー
メンタルヘルス運動指導員
1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定2級

アスリート、コーチ、指導者、ビジネスマン、音楽家など、人生をより豊かにしたい全ての方の挑戦をサポートします。
専門的な知識を習得したプロメンタルコーチとメンタルアスリートを養成しています。完全個別指導でプロメンタルコーチとアスリートを養成します。

🌈メンタルトレーニングは、こんな方々におススメです🌈

🌟スポーツ選手
🌟音楽家
🌟ビジネスパーソン
🌟一般の方々
🌟学生

🌈メンタルトレーニングを学ぶことで以下のようなメリットがあります🌈

🌟自己のパフォーマンス向上
🌟ストレスや不安の軽減
🌟自己の心理的な強さの養成
🌟チームビルディング

無料メンタル相談受付中

お問合せ:kasahara@sakushin-u.ac.jp
電話:028‐670‐3755
携帯:080‐1152‐6457

#笠原彰 #スポーツ心理学 #メンタルコーチ #メンタルトレーナー #メンタルトレーニング #視線固定 #QuietEye #スポーツ科学 #集中力 #メンタル強化 #フリースロー #アスリートトレーニング #パフォーマンス向上

いいなと思ったら応援しよう!