「穏やかに生きたいだけなのに」
生きていくことは本当に大変だ。
お金を稼ぐのも簡単なことじゃない。
そして、今この歳になって、あの頃やりたかった音楽の仕事に飛び込めなかった自分に苦しんでいる。
親からの大反対にあって、あの瞬間に夢から遠ざかってしまったことが、今もずっと心に引っかかっている。
もしかしたら、これって責任転嫁なのかもしれない。
でも、私の人生の始まりは決して順調ではなかった。
親から受けた環境がよくなかったせいで、お金との向き合い方も、人との関わり方も、ずっとおざなりにしてきたんだと思う。
それが今、自分の生きづらさとして跳ね返ってきている気がする。何かが歪んでしまったんだ。
自分にも原因があるのかもしれない。
私は怠惰だったのかもしれないし、
やり抜く力――「グリット力」が足りなかったのかもしれない。
でも、ただただ、楽しく穏やかに生活したいだけなんだ。
それが、どうしてこんなにも難しいんだろう。
以前、お付き合いしていた彼に、
「君の人生はジェットコースターみたいだから、疲れてしまう…」と私に言った。
それがどれだけ私を傷つけたか、彼は分かっていない。
当たり前だ。私だってそんな風に生きたいわけじゃない。誰が好き好んでジェットコースターみたいな人生を選ぶものか!
「私は、ただ普通に生活しているだけ‼️
貴方と出会った時から何も私は変わっていない‼️」そう言い放ったけど…。
だから私の本質を見抜いていなく、見たい物だけみたい、自分に不都合な物は、責任も取りたくないし、目を瞑りたい…。
最初あった、一緒に共に歩むという選択肢が何処かに、消え失せ、時間の経過と共に、実は愛情では無く、実務的な所を欲されていた事がわかり悲しかった…改めて、相手の真髄を気づかせ、一石を投じるきっかけになったのかもしれない…。
私だって楽しく、穏やかに生きていきたい。
それだけなのに、それをさせてくれないのは、どうしてなんだろう。
毎日が不安でいっぱいだ。笑える日が本当に来るんだろうか、と毎朝考えてしまう。
この時代が生きにくいのか、私が生きるのが下手なのか――そんなことばかり思い悩む。
そして、1人だからこそ、余計に不安が押し寄せてくる。一人きりの静かな部屋の中で、不安が形を変えながらいつまでもまとわりついて離れない。
それでも、どこかに希望があると信じたい。心から笑える日が来ることを願って、少しでも前に進んでいけたらと思う。
どんなに小さくても、一歩ずつ進むことで、いつかこの不安の霧が晴れる日が来ると信じたいから。