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p006.ネガティブはポジティブに変換しない

読書が苦手でした。すぐ飽きるし、活字を見ていると眠くなる。心の元気がないときに本を勧められたこともありましたが、文章を読むなんて文字通り嫌気がさしていました。

そんな僕でも、今では本を手に取らない日はありません。読書には、癒しの効果があることを確信したからです。

メンタル本大賞のサポーターをしている医療従事者が、毎週金曜日に「こころが軽くなる本」を紹介しています。

今回は、仕事がしんどくなったときに読みたい一冊です。

1.自分を肯定していいと思える本

「今日は職場に行きたくないな」

社会人なら一度は、いや何度でも思ったことがあることだと思います。

そう思っても、職場に行って働いてくる。それだけで十分エラいことです。

ただ、職場に行けなくて休んでしまったとしても、それもエラいことです。

でも、みんなと同じように働けないことに罪悪感を感じたり自分を責めたりしちゃうこともあると思います。

そんなときに手にとって欲しいのが「がんばらないことをがんばるって決めた。」です。

著者はTwitterで「ありのままの自分を肯定する言葉」を呟いており、フォロワーは10万人超え、1ツイートで15万いいねなど多くの共感を得ている考えるOLさん。

こちらのツイートだけを見ても伝わると思いますが、本書にはありのままの自分を肯定してくれる言葉が溢れています。

2.ネガティブはポジティブに変換しない

あなたはネガティブな気持ちをうまくコントロールできますか?

私は苦手です。

休日明けはだいたい「今日からまた仕事か。明日には大事な会議があるから、今日中に報告書をまとめないと。あー、昼には苦手な人のアポがある。いやだなぁ…なくならないかな…」と、こんな感じです。

こんなときはだいたい、エナジードリンクを飲むようにテンションを上げて乗り切ってました。「気合だ気合だ気合だーっ!!」です。

または、苦手な人は反面教師にして何かを学びを得られるはず…と無理やりポジティブ変換をしていました。

そのせいか、ネガティブな出来事のあとはどっと疲れていたのですが、本書にある考え方を採用してからは、かなり気持ちが楽になりました。

むりやりポジティブにならなくても、ネガティブを好きな気持ちでうまくごまかしていけばいいんだと思っている。
そうだ、明日は大切なプレゼンがある。朝にはあったかいカフェラテを飲もう。こうやって、少しずつ生きるのが上手くなっていくんだ。

考えるOL著:がんばらないことをがんばるって決めた。.KADOKAWA(2021)P100

以降、ネガティブを無理にポジティブ変換することは辞めました。

仕事で憂鬱だと思うことがあるときは「チョコモナカジャンボ食べたから(あるいは食べられるから)頑張ろう」と思って、ゆる〜く乗り切っています。

ぜひ、あなたも仕事がしんどくなったときには本書を手にとって見てください。

こころが軽くなりますように。

3.メンタル本大賞2022ノミネート作品

お知らせです。

本書は、私が選考委員を務めるメンタル本大賞2022にノミネートされています。

こちらでも書評を書かせていただきましたので、よろしければご覧になってください。

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それではまた来週!

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