p004.自分自身を楽しむために
読書が苦手でした。すぐ飽きるし、活字を見ていると眠くなる。心の元気がないときに本を勧められたこともありましたが、文章を読むなんて文字通り嫌気がさしていました。
そんな僕でも、今では本を手に取らない日はありません。読書には、癒しの効果があることを確信したからです。
メンタル本大賞のサポーターをしている医療従事者が、毎週金曜日あさ7時に「こころが軽くなる本」を紹介しています。
今回は、自分自身を楽しむことが上手になる一冊です。
1.悩む→考える
以前の記事でHSPについてご紹介しましたが、HSPあるあるの「深く考え込む」ことが多い人におすすめです。また、「悩む」と「考える」の違いを言語化できない人にも読んでみて欲しいです。
今回ご紹介するのは、1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書です。
人はものごとを考えるときに絶えず脳内でおしゃべりをしています。
今日は何から始めよう?
昨日のあれ、どうなったっけ?
明日はなにをするんだったかな?
あの人は今ごろ何をしているだろうか?
本当にこの本はためになるのか?
すぐに答えがみつかるものもあれば、答えがみつからないものもあります。人はわからないものに直面すると不安になるものですが、この不安から抜け出す方法が「考える」です。
ズバリ「悩む」と「考える」の差は、答えを探す姿勢にあると僕は思っています。
「悩む」ことを否定しているわけではありません。ときには必要なこともあります。ただ、悩んでいるだけでは不安は消えないのも事実です。
あなたは、不安に悩み続けますか?不安を解消する方法を考えますか?
2.やるべきこと→やりたいこと
正直な話をすれば、やりたいことだけをやって生きたいたいですよね。100人に聞いたら100人がそう答えるんじゃないでしょうか。僕は胸を張って「やりたいことだけをやっていたい!ドンッ」と言えます。はい。
でも、社会はそんな甘くないし、大人だからやるべきことがあるのは理解しています。でもでも、頭でわかっても心がごねるから不安になるし、メンタルも不安定になるんだと思います。
じゃあ、どうしたらごねた心を落ち着かせることができるのか?
そうです。「考える」んです。
何をしたいのか?
何をやりたくないのか?
何はやらなきゃいけないのか?
少し厳しく聞こえますが、この答えは自分にしかわかりません。
というわけで、答えを積極的に探しに行きましょう。その方法が本書のタイトルにもなっている「ひとり会議」です。
3.できない→できるかも?
それでは、本書で紹介されているひとり会議の方法を一部紹介します。
例をあげると…
1.問題
職場に苦手な人がいる
2.どうなればいいか?
その人とかかわりが必要最低限になればいい。
3.どうすればそうなるか?
アイディア①:出勤時間をずらす。
アイディア②:直接のやり取りを減らす。
4.答えをスケジュール帳に書き込む
ToDo①:普段より15分早く出勤する。
ToDo②-1:連絡事項はメールかメモで済むようにする。
ToDo②-2:その人が関係する仕事を先回りして済ませる。
といった感じでしょうか。
やってみていただくと実感できますが、考えているうちにスッキリする感覚が持てます。「問題の解決なんてできない」と思っていて悩んでいたものが、「解決できるかも?」と思えるようになってきます。まさに、不安が解消されるんです。
考えることはエネルギーを使いますが、このようなフレームを知っておくと効率よく考えることができます。省エネになるのでおすすめです。
本書にはこの他にも、あらゆる問題がスッキリする手法が紹介されています。また、文字数も少なくてサクサク読める構成になっているので、読書が苦手な方も読みやすいと思います。
最後に、本書に載っていた僕が大好きなフレーズを紹介させてください。
本書という新しい世界に触れて、あなたがあなた自身を楽しむきっかけになると嬉しいです。
こころが軽くなりますように。
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