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断酒の安定には何年掛かるのか?断酒率から見る再飲酒の多さ

以前断酒オンラインコミュニティ内で断酒率のグラフ投稿がありまして、興味深い内容だったので、シェア致します。

詳細は下記リンク参照下さい。

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退院後の断酒率の推移が時間経過と共にグラフ化されています。

皆様、このグラフを見てどのように感じるでしょうか。

私は大きく2点。

①断酒直後に半数はスリップ(再飲酒)する

2・5ヶ月目で、断酒率50%まで一気に下がっているのが分かるお思います。

しかも横軸は正確には断酒期間で無く、『退院後経過期間』です。

つまり、アルコール依存性の正式な治療を病院で受けて、退院した人。それでも、退院後3ヵ月経たない内に半数がスリップしてしまうのです。

アルコール依存性の治療が以下に難しいかを物語っていると思います。

断酒初期は早めに自助会、AA、断酒コミュニティのような、同じ断酒を志す人と繋がる事が重要ですね。

②断酒の安定には2年掛かる

断酒2年すると断酒率は20%にまで下がりますが、2年目以降、下げ止まりしているのが分かります。

個人差はあると思いますが、断酒の安定は2年掛かると思っていた方が良さそうです。

もちろんそれよりも早く安定する方も多いと思いますが、少なくとも断酒2年までは慢心しない方が良いですね。

私はアルコール依存性と診断されて、色々調べました。

その中で、断酒して初回で成功するのは(スリップしないのは)10人に1人位だと書かれた記事・ブログを見つけて、無理ゲーじゃ無いかと絶望感を感じたのを覚えています。

ただ、上図の退院後断酒率が2年で20%まで下がる事を考えると、多くの人は途中でスリップしてしまう。

あながち10人に1人も間違って無かったのかもしれません。

断酒している方、これから断酒しようとしている方へ。

このグラフを見て

『だったらスリップするのが普通なのか』

と、思うのでは無く、

『2年立てば安定するのだから、先ず2年は止めてみよう』

と、前向きに捉えて頂ければと思います。

アルコール依存性って怖いですね。

※マイプロフィール※


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