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へバーデン結節のお客様への適切な施術と対応ガイド


こんにちは石井です。
お客様の中にこのお写真のような第一関節が変形している方いらっしゃいませんか?

本記事では、ネイル技術者が知っておくべきへバーデン結節の基本知識と、施術方法について解説します。この記事を読めば、お客様に適切なアドバイスができ、より安心して施術を提供できるようになります。




40代以降の女性の10〜20%が経験する指の関節の痛み。その原因と対処法とは? 

ネイルサロンにいらっしゃるお客様の中には、指の関節の変形や痛みに悩まれている方が意外といらっしゃいます。特に40代以降の女性では、約10〜20%の方がこの症状を経験していると言われています。

ネイル技術者として、施術中に「指の第一関節が痛い」「最近、関節が変形してきた」とお客様に相談されることはありませんか?

実はそれ、『へバーデン結節』かもしれません。

本記事では、へバーデン結節の基本知識とネイル施術時の対応方法についてわかりやすく解説します。この記事を読めば、適切なアドバイスができるようになり、お客様に安心してネイルを楽しんでいただけるようになります。



へバーデン結節とは?

へバーデン結節は、手の第一関節(DIP関節)が赤く腫れたり、変形してしまう原因不明の病気です。特に女性に多く、細かい手作業を日常的に行う方によく見られます。初期には強い痛みを伴うことが多いですが、数年経つと痛みは治ることがほとんどだそうです。

ネイルサロンにいらっしゃるタイミングでは、すでに痛みが落ち着いている場合が多いですが、施術前に「指に違和感や痛みはありませんか?」と一言お尋ねすると、より丁寧な対応ができるでしょう。

私自身、子どもの頃は「年を取ると腰が曲がるように、指も自然に曲がるもの」と思っていました。しかし、ネイルの知識を深め、お客様の声を聞く中で、この病気の存在を知り、早期対策の重要性を実感しました。




早めの対策が大切!へバーデン結節を進行させないために

へバーデン結節は、一度進行すると関節が固まり、動かしづらくなってしまいます。そのため、「指が痛い」と感じたら早めの対処が重要です。特に女性ホルモンの変化が大きい妊娠期や更年期に発症しやすいため、周囲の方で「最近指の関節が痛い」と言っている方がいたら、早めに病院の受診を勧めると良いでしょう。

また、へバーデン結節と診断された場合、痛みを和らげるためのサプリメントなどもあります。指の変形を防ぐためにも、早めのケアが大切です。

おすすめの対策

  • 病院での早期受診(リハビリや適切なケアを受ける)

  • 手を冷やさない(温めることで血流を改善)

  • 負担の少ないネイル施術を選ぶ(指に優しい施術方法を知っておく)

  • サプリメントの摂取(1日10mgが目安)

へバーデン結節を持つお客様にも、「ネイルを楽しみたい!」という気持ちに寄り添いながら、適切な対応ができるネイリストを目指しましょう!


サプリメントの摂取(1日10mgが目安)
→ 大塚製薬かDHCのサプリメントを検討してみてください



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