今がうまくいかなくても、私にはバイブルがある
今、私は、人間関係で躓いている。
先月の異動より、ウマの合いそうにない上司が配属された。
直属上司ではないものの、席が近いのでやたら目に入る。
他の人間が電話対応していようがお構いなしで、彼女はダイナミックな声でしゃべり続ける。
早口言葉のように矢継ぎ早にしゃべる甲高い声。
サバサバした感じを醸し出してはいるが、神経質なそうな雰囲気が言葉の節々に現れている。
いちいち癇に障ってストレスを感じている。
私たちが仕事以外のおしゃべりをしていようもんなら、直接注意はしてこず、他の上司を介して注意をしてくる。
この辺りで私は、陰湿な感じを受け、彼女に対して拒否反応を起こしている。
そりゃ業務外の話してた私たちが悪いよ、でもその場で言ってほしいと思ったんだ。
裏でこそこそ言ってんじゃねえと思ったんだ。
まぁ、悪いのは私たちだけどね。
第一印象はお互い最悪の状態から始まって、1ヵ月以上が経とうとしている。
周りの人間たちは、当たり前のように長いものに巻かれるタイプばかりなので、その上司が白と言えば、黒にしか見えなものも白だと口をそろえて言う。
「なんなんこいつら?」
初めて会った宇宙人を見るような目で彼らを見つめ、そのたびに私は鳥肌を立てている。
わかっていたとはいえ。
わかってはいたが、サラリーマンとはこんなもの。
とくにこの部署の墓場的ポジションでは、人間的に尊敬できるような人物もいないし、手のひら返す輩ばかりなのでぼやいたって始まらないのだけどさ。
たまにこうやってぼやきたくなる。
今までの私は、こうやってnoteに思いの丈を吐き出しながら、マイナスになった感情をなだめながらも、結局やり場のないもやもやとか怒りとか不甲斐なさとか、いくつも湧き出すネガティブオーラを処理しきれずに、ただに長い時間をやり過ごしていた。
でも、以前の私とは少し違う。
何のために私は心理学を学んでいるんだ?と原点に立ち返る。
生きやすくなりたいからだし、考え方の癖を見直したいわけだし、こういったネガティブな考えに陥ったときの回避方法を見出したかったからだし、嘘をついたり誤魔化したりする心理がどこから沸くのか、知りたかったからだ。
放送大学の前期で学んだ神経生理心理学と、知覚認知心理学はとても興味深かった。
学んでいる過程で、一冊の神経解剖学者の本に出会った。
WHOLE BRAIN ジル・ボルト・テイラー著
神経生理心理学を受講していなければ、この本に興味をそそられなかったと思う。
TEDの講演で壇上に上がった彼女が、手に「脳」を持って現れたのも、ビジュアル的にわかりやすく度肝を抜かれた。
彼女の講演を食い入るように見た。
その後、この本を読んだ。
感想はまた追って書きたい。
こんなネガティブ感情の日に書くのじゃなくて、穏やかな日に書きたいなと思う。
要は、この本と心理学全般に救われているって話。