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商品企画の仕方(5W2H)

皆様は商品企画をどのように行ってますか?
トレンド分析?
MD?
ロジスティック?
シーズン?
さて、今回は私がいるファッションの世界での商品企画について私の捉え方を紹介します。

"When"いつ?
まず企画はいつするのかから話します。
答えは、するべき時です。
需要に対して供給が追いつかない時は企画はいらない。
再生産すれば良い。
しかし、ブランドコミュニティ内で意見が出た時は常に企画するべきです。
簡単に言えば一人の意見から作るべきだと言うことです。

”Where”どこで?
当たり前のように店舗で売っていた人からすればこれからの時代はオンラインがメインになります。
自社EC、ECモール、メルカリ、バイマ、インスタグラム、YouTube、、、
ウェブの世界は実世界より広く偶然出会う事がありません。
どこでどう人が繋がるかで販路が変わります。
そして日本で売る必要もないという事です。
それは中国なのか、韓国なのか、台湾なのか、イギリスなのか、アメリカなのか、フランスなのか、イタリアなのか、、、
販路の選定は人との繋がりによって決まります。

"Who"誰に?
顧客のために作るのです。
ここに創造性がないと思っていたらもうおしまいです。
我々は小売業であるからです。
自分の想像に自信があるのならその想像力を人々の生活に活かすべきです。
有名なデザイナーもそのために想像力を養っています。
そして、自らもファンでないといけません。

"What"何を?
商品企画においての目的は利益をあげる事です。
顧客を感動させる“モノ"を作ります。
私の恩師がプロダクトの持つ力についてよく話してくれます。
圧倒的なプロダクトは不況や戦争も関係なく売れるという事です。
Apple製品が良い例でしょう。

"Why"何故?
売るために企画しても売れないという事です。
ブランドの強みを理解し、消費者が何に共鳴しているかにもよります。
企画する側は需要を作る作業をしないといけません。
今いる顧客のライフスタイルと価値観の変化に対応しそれをデザイナーの主観を通してデザインする。
要するに顧客を知ることです。
住所や電話番号や性別ではなく声を溜めることが大事です。
消費者は丁寧に説明はしません。
こちらが本質を見抜かないといけないのです。
例えば
返品になった理由。
➡️大きかったから。
これは商品自体に問題があったのか?から考えるべきです。
イーコマースにおいては消費者に伝わってないというのが大きな理由の一つです。
商品企画をするということは、その商品のパターン、記事、縫製、その商品に問題があった時です。
商品企画はデザイナーの意図の伝わらなかった部分を改善する事であり、市場の売れてるモノを真似る事ではないのです。



"How"どのように?
アーカイブを使い徹底的にお客の意見を叶える。
そして、叶えるためのスキルをデザイナーが持っていてそれが商品になり
お客を感動させる事に企画の本質があります。
そして企画というのは企画して終わりではなく
買ってもらう事が終わりでもないという事です。
”また”買ってもらう事が企画です。

"How much"いくらで?
これは適正価格であるべきです。
価格を決める時に最初から価格競争を始めるような商品なら企画に意味はありません。
いくらの利益を出すかという事から考えるのが適正価格です。
これは、現代ではサブスク化が進み将来的な利益を把握出来るようになりました。
アパレル業界にはあまりみられませんが今既に初めているブランドはサブスクの恩恵を受ける事ができます。


IT業界が台頭し、難しい横文字が輝いて見え
どんどん光り物を取り入れたくなりますが、手法の前に本質的に徹底的にやるべきだと感じています。
snsが台頭したらsnsでコミュニティを広げる。
YouTubeで動画を撮る。
あくまで手法の一つで本質的にやる事は変わらないのだと思います。
そしてやるからには影響力のある人間に向けて企画する事がブランドの成功例なのかもしれません。
特にsnsの台頭で情報化が進み影響力のある人間が着ればその日に売れます。
小売業である事は自分たちが広告を持っているという事です。


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