男の草食化について思うこと
男が草食化しているという話を聞いたことありますか?
①デジタル大辞泉
性格がおだやかで協調性に富み、恋愛や異性関係に対して執着の薄い男性。
②朝日新聞掲載「キーワード」
恋愛に縁がないわけではないのに、積極的でない若い男性のことを指す。
このような人のことを草食男子と言うそうです。
この草食男子という言葉は2006年以降に登場して、2009年にはユーキャンの流行語大賞のトップテンにランクインしています。男が草食化していると謳われるようになりそれを指す言葉も生まれている現在ですが、正直すごく迷惑です。
正直この草食化という概念って逆に世の恋愛に疎い男性を苦しめてると思うんです。別に恋愛に疎くても、興味が無くてもいいじゃないですか。なのにどうしてそれが悪いことかのように言われるのでしょうか。
そもそも恋愛って自由にするものですよね。
誰かと付き合いたいという願望があるならそれなりに努力する。そうでなければ一人で過ごす。というただこれだけのことなのに、「草食男子」なんて概念が広まってしまっている今では自由とは言えない気がします。
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男が草食化しているのが悪いかのように言われていますが、一方でそれは文明が発展した結果とも考えられます。
今から30年ほど前の1980年代。この時代にはスマホもなければインターネットもない、そんな時代でした。一方で現在の2021年。子供から大人まで誰もがスマホを手に持ち、すぐにインターネットに接続できる、そんな時代です。
この文明が発展した結果がなぜ男の草食化に繋がるかというと、家に籠っていても暮らしを充実させることが可能だからです。
本が好きな人→スマホでも読める
音楽が好きな人→配信で好きなだけ聞ける
映画好きな人→配信サービスに登録すればいつでも見れる
アニメ好きな人→アニメ配信アプリでいつでも見ることが出来る
このようにスマホ1つあれば外に出らずとも日々の生活を充実したものにすることは可能なわけです。
そして何より大きな変化といえるのが、性的なことです。昔の男性がどのように性欲を処理していたかは知りませんが、今ではいくらでもあります。
テンガという有名な企業が存在していますし、お金を払えばアダルト動画を購入することもできます。性欲1つ見ただけでも、自分の体とスマホがあれば性欲処理をすることは可能です。
このように文化的な面でも、性的な面でも恋愛をせずとも家に居ながら自分の生活を充実させることが出来るということが分かります。
当然家に居る時間が多くなり外に出る時間が少なくなれば、他人(異性)と関わる機会というのは奪われていきます。なので結果として恋愛をしなくなる→草食化すると考えられます。
今の男性は草食化していると言われていますが、昔も草食系男子だった人はいたはずです。ただそういう概念が無かっただけで。なのに概念が登場したからといって現代の恋愛に疎い人や、興味のない人を一括りにするのはおかしくないでしょうか。
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まとめ!!
男性が草食化していると言われているのは
①時代が進んで文明が発達した
②概念が登場したことで今まで隠れていたものが表面化した
という2つのことが合わさったた結果だと僕は思います。
なのでこれからは「男性が草食化した」ではなく、「時代が男性を草食化させた」と表記してもらいたいもんです。