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自己肯定感を高めるたった一つの方法

高城剛さんを知っていますか?

高城剛さんという映像作家の方をご存じでしょうか。

「アイデアは移動距離に比例する」と海外を飛び回り、世界を駆け巡り、自分の目で見て、話して得た情報をご自身のメルマガに発信されています。

この一次情報が他にはない切り口だと感じ、メルマガ読者になっています。

このメルマガに読者からの質問に答えてくれるQ&Aのコーナーがあり、私も一度だけ質問をし、答えてもらったことがあります。

今日はその時にもらった回答が、今も私の心に残っているのでみなさんにお伝えします。

高校生に何を伝えますか?

2016年1月22日、5年前のメールマガジンの内容になりますが、私の質問はこのようなものでした。

「高校で進路について考える授業を頼まれました。先生からは「学力の低さから、自己肯定感の低い生徒に、なんとか自信をつけさせてやりたい。」との要望をもらっています。適性テストの結果を見つつ、そのテスト結果から、自己を振り返るワークショップを予定しています。もし、高城さんがこのような要望を受けたら、どのようなお話をされますか?」

この内容を話すときは、高城剛さんという人がこう言っていたよと、ご紹介させていただきます。とも書き、お願いをしたところ、以下のように回答を頂けました。

ゴールへ到達する道は一つではない。

僕はいまも昔も問題児ですので、学校等では出来れば僕の名前は出さないほうが良いと思っておりまして、それを前提にお話ししたいと思います。
それはたったひとつ、「寄り道のススメ」です。
自己肯定感が低い原因は、見えない決められたレールがあり、それに乗って進むのが正しい、と教え込まれているからだと思います。
そのレールは時には進学方針の場合もあれば、学力や通学路の場合もあります。
しかし、たったひとつの道、例えば通学路だけが学校へ向かう道ではありませんし、帰路も違っていいはずです。
これを学校側が言うことは問題あるかもしれませんが、寄り道することで、決まったレールだけがゴールへ到達する道ではないことを、頭ではなく身体で感じることができるはずです。
もし可能なら、卒業するまでに、毎日違った寄り道をし、同じ寄り道は二度と通ってはいけないことをお話しください。
きっと、はじめの一ヶ月ぐらいは、欲望に沿っただけの寄り道をするでしょう。
しかし、そのうちネタが尽きて、寄り道を「考える」ようになり、そのうち寄り道を「計画」するようになるかもしれません。
人生は、誰もが多くの時間を寄り道に使っており、そこで得たものが王道に戻った時に生きることになります。
そして、人によって異なる王道は、誰かに決められたレールとは、まったく別のところにあるんだと、経験上思うのです。

この回答がぐっとくるのは、具体的な行動を示していることです。

よりみちのススメ

やりたいことをみつけよう!とか好きなことを突き詰めよう!とか、自分で考えよう!とか、言われ続けた今の若者たちは、そのやりたいこと探しという旅にでて彷徨います。進路指導室に訪れた生徒は涙を流しながら、こう伝えるそうです。「先生!やりたいことが見つかりません。」

そんな生徒がいたら先生はこう伝えるだけでいいんです。

「寄り道して帰ってごらん。これから毎日。」

よりみちはビジネスにも生きる

2018年1月24日ジャーナリストの津田大介さんとの対談でもこのようなお話もされていました。

実際の経験は想像力を驚くほどに増幅させます。続いて大切なのは、その想像力を現実化させる力。ウォルト・ディズニーがいうところの、イマジニアリング。そして、今までにない手法のマネタイズ。この三つの波が、ほぼ遅延なく押し寄せ、やがて大波になる。これがビジネスの基本だと思う。まずは、寄り道でも何でもいいから、いつもと違う道を進んでみることから始まるんだよね。

自分の身体で、たくさんの経験をするということは、若ければ若いほど、その効果を感じると思います。

最近行き詰まりを感じるとお嘆きの皆さん、まずは寄り道からしてみませんか?

メモ魔塾 特進科 二金クラスのかなかなでした!

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