介護におけるメンタルがやられない考え方
こんにちは、占い師のMELと言います。よろしくお願い致します。
今回は、占いとは全く関係なく
私が今まで実際に体験した身内の介護から学んだ
「介護において自分自身のメンタルを崩さない考え方」について
書いていこうと思います。
私と同じような体験をしている方や介護疲れしている方たちへ
少しでも心の支えや癒せるきっかけになれれば幸いです。
私の経験談
まず軽く私の経験したことをざっと説明しますね。
最初は今から10年ほど前のことです。父方の祖父でした。
「糖尿病」や「心臓病」を患っていました。
なので病院に入院をしていましたが、初めはなかなか病院で入院することが難しく、できる限り家に近い場所で入院できるところを見つけるのに苦労しました。
最後は家で看取る予定だったのですが、本人が家に帰れると安心したところで息が絶えました。
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次は、今から4~5年ほど前のことです。母方の祖母(私とは違う県に住んでいる)です。
最近体調が悪いということでかなり久しぶりに祖母から電話があり、母と二人で尋ねることを何回かしていました。
そしてある日、祖母が住んでいる近くの病院では発覚出来なかった病気が私たちが住んでいる近くにある大きな病院にてわかりました。
最近体調が悪かった原因は「スキルス性の胃がん」であり、その時にはもう末期で、余命宣告を受けました。
ショックと気づけなかった申し訳なさがこみ上げてきて頭が真っ白になりました。
その後は、「転出届」や「認定調査」やらを済ませて、ホスピスに入るか、どんな看取りをするかを考えなきゃいけない時に「せん妄」が始まり、物をなげる、暴言を吐く、家に帰せなどが毎日続いて本当にきつかったです。
しかも、本人が一番きついとわかっているので、この気持ちのはけ口もなくメンタルと身体がやられる中で、必死にことを進めていました。
しかし、元々普段から顔を合わせたり、電話することがなかったので最後の時を苦しくても一緒に過ごせて良かったと思えました。
が!!
お葬式の最後の最後まで、祖母と一緒のマンションに住んでいる母の弟家族たちは顔を出した程度で何にもしなかったのです。入院中のお見舞いも一回のみ。
はっきり言って、お葬式で悲しむ余裕がなかったです。
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次は祖母の配偶者、母方の祖父です。
祖母の余命宣告と入院のあたりから「認知症」が出てき始め、祖母のお葬式が終わってすぐに「前立腺がん」と診断されました。
検査入院をしたときに、心臓に異変があり心臓にカテーテルを入れる手術を急遽することになり大事には至りませんでした。
「前立腺がん」も数が多いわりに悪性ではなかったので、注射のみの治療で済みました。
ですが、認知症の影響か一人暮らしはできず施設に入ることになるのですがそれまでが大変でした。
話が通じない、一人で死ぬからほっといてくれ、自分が被害者だと言って聞く耳を持たないというのを繰り返していたのですが
ある日、運転免許証を返す直前で、内緒で一人で勝手に運転をして交通事故を起こしました。幸い、軽い接触事故だったので訴えなどもなく済みました。が、肝が冷えますよね。
現在、施設に入っているのですが自立型なので、結局は家族がしなければいけないことが多いですので、今回コロナでなかなかいけないというのは少し救いです。また、施設に入居なのでワクチン接種も早く、完全外出禁止と面会謝絶なので安心ですね。
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そして、最後。今年の出来事です。母方の祖母の弟です。母にとって叔父にあたる方です。私は叔父さんに会うのは、祖母のお葬式の時の一回でした。それ以来会うことはなかったのですが、突然、母に電話がかかってきたその内容が
「間違えて電話してしまった。それと「前立腺がん」と診断されて今度病院いく。」とのことで。
急遽、母と県をまたいで、叔父の病院に同行することにしたのですが見かけないうちに激やせと「認知症」が出ていて驚きました。
それ以前の姿は、歳とは思えないほどしっかりしていたので、そういう人でもこうなるんだなと衝撃的でした。
それからは、散々でした。認知症が酷く、病院はいい、一人で死ぬ予定だといい、なかなか病院に連れて行くのが大変だったのですが、
検査入院でわかったのが、悪性のがん。更に、一人で過ごしているときに2時間ほど意識をなくしていたと。
これはもう、遠く離れて過ごすことは困難ということでこちらの地域に連れてきて施設に入れることになりました。
それでも、本人は行きたくない、迷惑はかけない、もし一人で死んだとしても近所の人が何とかしてくれるからいい。の一点張りで。
最終的には、叔父さんの家から長時間かけてようやく我が家に着いた頃合いに、赤の他人である隣に住んでいるおじさんから電話がかかってきて、
「そちらに連れて行くのは、お前らの都合だろ。これからはわしが叔父さんの面倒みるから、もういい。」と暴言が降ってきました。ちなみに女だからわからないだろうという時代錯誤の舐め方もありました。
一気に疲れが押し寄せて、怒りマックスだったのですが。私の母、最強で最恐+現役の看護師なので、完全論破してて。挙句の果てに相手は黙りこくった末に、負け犬の遠吠えして切っていきました。
あーあ、可哀そうに。喧嘩売る相手ちゃんと選ばないからこうなるんだよ。と思いつつ。叔父さんが入る予定の施設の社長さんにお話ししたところ、経験上そういう人は必ず留守の間に、お金をくすねるんだそうで。怖いですね。百発百中だそうですよ。
なので、貴重品とお泊りセットを持って、少しだけ早めに施設に入居になりました。
最近の学び(本題)
今後も前途多難な気もしますが、最近の学びとしては
初めから誰かに頼ることは念頭に置いてはいけないってことですね。
余計にストレスが溜まるだけ。自分の役割が理解できればできるほどキャパオーバーしてパンクしますが、家族の誰かや病院関連の人が少しは何とかしてくれるをあてにするといざ助けて貰えなかった時の反動が大きすぎます。耐えられなくなります。
なので、冷静にかつ今大変であってもこの先のことを考えると今やっておいた方がその先が楽になるというのを基軸に持っておくべきだなと思いました。
また、本人の感情に寄り添ってはならないです。ある程度のことは、共感や話を聞いたりすべきですが、どうしても本人の為にも、今後の為にも譲れない部分がある時は冷酷非道の道を行くべきです。
相手が怒りを爆発させても「はいはいはい」と。少し距離を取って、自分たちの役割を果たしましょう。
結果最後はみんなあの時はああだったけど最後これでよかったと言ってくれるし、結局のところ正解なんてものないのだから。
自分に対して、相手に対してその時その時で最善を尽くし、過去に後悔があればそれを晴らすために今行えばいいんです。
あと、「相手に騙された、こんなことは望んでない」とか言われたときに私個人の事ですが、もともと人に興味ないし、姉にも冷酷だよねと言われてるんだから「それが何?甘いな、まだまだ私の本質を知らないな。いや、むしろ母を怒らせるとやばいぞ」と思ってるといつの間にかショックも怒りもなくなり冷静になれるので適当に受け流すのが大事ですね。
そして、休める時にしっかり休む!これが大事ですね。笑える時に思いっきり笑って、涙が出る時に思いっきり泣くと次起きた時に少し楽になれます。
そして心の中でだけ、上から目線でいましょう。「ここまでやってる私は凄い。周りにいて何もしてない奴は敬え。」ぐらいは思ってても大丈夫。疲れと感情とストレスでごちゃついている状態から少しずつ客観的になれます。
ちなみにですが、助けてくれる人が現れたら素直に助けを求めてくださいね。全てが終わった時にあいつ使えなかったなとかの愚痴をこぼせばいいので、とりあえず使えそうなら使う精神も必要かもですね。
最後に個人的なことですが・・・
不思議なのは、ある程度のことは慣れるんですね。
祖母の時から鍛えられたおかげか、介護における理不尽なことに対して少し免疫ができてきた気がします。
以上のことは、あくまでも個人的見解です。こういう人もいるんだなと冷たい目で見ててください。泣
最後までご拝読ありがとうございました。