逃げてばかりの終着駅

恥っさらしの風に追われて
乗り遅れないように
走る次の街
逃げてばかりの終着駅は
途方に暮れる荒れ地だった
今度こそはと
祈りは儚く
違う星空の下でも
同じ事の繰り返し
逆算して辿る後ろ指なら
遠慮なくへし折るさ
上等な肩書きだけが
素晴らしいわけじゃないから
幾つになったって
やり直しがきかないなんてこと
絶対ありえないから
そう強く言いきったら
こんな人生も粋なもんだと
肩の力がぬけた

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