あたりまえというしあわせ

歩けることがあたりまえだった
あたりまえというしあわせを
いやというほど思いしった
もうやめてっていうほど
うちのめされた
全てのことがあたりまえだった
あたりまえというしあわせを
かなしいほど思いしる
初めての第一歩が始まった
やっと踏み出した右足のつまさきに
これからの先の長い長いみちでの
この世でとてもとてもつらくて
とても大切な何かを
神様は学ばせたのでしょう

しあわせがどこにあるのかを
探し続け
しあわせがどういうことなのかを
考え続け
この痛みもこの傷跡もこの歳月も
神様は今も学ばせているのでしょう
神様はまだ教えてくれないのです
答えはそこにあると
指す方を見ているのに
何も見えないのです
私には何もうつらないのです
空(くう)を見つめて
ただじーっと空(くう)を
見ているだけなんです

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