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親子が最も成長できる時

こんにちは!

今日が育休最終日のパパセラです!

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育休最終日の今日は少し本質的なお話。

親子の成長』についてのお話です。

育児をしていくと確実に子供の成長を感じることがある。子供の成長には、一人で階段が登れる様になったり、一人で自転車が乗れる様になったりと、運動発達的な成長がある。もう一つは、挨拶ができた、約束が守れたなど、知的・精神発達的な成長だ。こういった成長を目の当たりにすると親はとても嬉しくなる。しかし成長しているのは子供だけでなく、親自身も成長していることに気づくだろう。子育て自体親になって初めての経験だろうし、その経験を振り返ると少なからず以前の自分との違いを実感することはあるだろう。つまり育児は『親子が成長できる機会』なのだ。

〈日常に潜む疑問〉

話は変わるが、以前家族の会話の中でこんなことがあった。初めて酸っぱい食べ物を食べた長男⭐️が予想外に「美味しい」といって進んで食べ続けた。これに対しておばあちゃんが一言「こんなに酸っぱいの食べていたら罰ゲームみたいやな!」と。それに対して長男⭐️が「罰って何?」と返す。少し考えおばあちゃんが返す。「悪いことをした時にさせられることやで」と。すかさず長男⭐️が「悪いことって何?」と返す。おばあちゃんのみならず、家族全員が一瞬黙り込む。

こんな会話はよくあることだろう。子供は全てにおいて『〇〇って何?』としつこく返してくる。Aという答えを出したら、次はBという答えを要求する。そしてBが分かればCという答えが知りたくなる。子供は真っ白な状態なので全てを吸収しようとする。一つの答えらしき物が提示されても、理解できなけれ新たな疑問が次々と数珠つなぎの様に生まれ続けるのだ。そして子供の純粋な疑問に大人は手を焼く。答えられない疑問もあるのだ。今回の事例の様な問題だ。

『悪いって何?』

この質問に世のママパパはなんと答えるだろう。おそらく明確に答えられるママパパはいないと思う。というよりは答えのない問題なのだろう。こういった疑問が出てきた時に今の時代では、インターネットで答えを検索するママパパも多いと思う。そして「〇〇という質問には■■と返すのが正解」といった定型文模範解答の様な結果が出てくることもしばしば。実際私も調べてみたこともある。

だがこの一連の解決方法に待ったをかけたい。

〈模範解答のデメリット〉

こういった子供の疑問に対する模範解答に対して、ググればすぐに出てくるということは、世のママパパ達に需要があるということだ。ということは皆その模範解答を欲しているということ。

しかし、この模範解答には落とし穴があると思う。

『親の考えが反映していない』

という点だ。

模範解答があると、無駄な時間がなく効率的にことを運ぶことができる。そして、親自身も知り得なかった答えを知ることができる。しかし、これはあくまで知識的な物事に限るのではないだろうか。『蝶の赤ちゃんは芋虫だ』とかそういうレベルの話だ。しかし、今回挙げている『悪いって何?』といった物事の善悪などの線引きが難しい疑問に関してはそうもいかない。要するに、

物事の本質的な疑問

は、模範解答では太刀打ちできないのではないだろうか。

こういった疑問は調べるのではなく親自身が導き出す問題であり、立ち向かうべき課題ではないだろうか。定型分や模範解答をインプットしている親はすごいと思うが、その範疇を超えるとたちまち困り果てるだろう。そして新たな模範解答を探す。しかしそこに親の意思・思考はないのだ。

〈共に疑問に立ち向かう覚悟〉

答えがない疑問に対してどうしたら良いのであろう。私は、

子供と共に考え、導き出す

ということが大事ではないかと思う。答えのない疑問のやり取りは時間を要する。そして最終的には『こういうことかな?』という様に確信のない返事に変わるだろう。親は子供の疑問に対して明確に答えを示さなければならない、といった思考のママパパもいるだろう。そういった思考であればこの終着点は非常に気持ちが悪い。定型文で答えられるのであればどんなに楽だろうか。

しかし、育児とはこういったやり取りの中で醸造されるものではないだろうか。育児は結果よりもプロセスが大事になるのではないか。とりわけ、この様な答えのない疑問に関しては、『子供と共に考えるプロセス』が大事だと私は思う。

一見遠回りに思うことに価値はあるのではないだろうか。そしてこの様に子供とのやり取りに進めていくには『覚悟』が必要になる。『子供の自分の無知をさらけ出す覚悟』、『子供と共に疑問に立ち向かう覚悟』だ。これが育児において親が持つべき覚悟ではないだろうか。この覚悟を持って子供と向き合うことで結果的に親自身も成長できる。だからその一瞬一瞬が親子同士で最も成長できるタイミングなのではないだろうか。模範解答に頼らない自分で考え抜く力を互いに育みたい。

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今回は『親子の成長』について書いて見た。育児は本当に大変なのだが、親自身がその一つ一つに立ち向かう姿勢を見せることで、子供の成長の一助になると感じている。

ではまた!!

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