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新年に目標を立てる重要性と継続させるコツ、教えます

新年あけましておめでとうございます。
新しい年の幕開けで気持ちも新たにリセット出来る今だからこそ、今年の目標を私は毎年この元旦に立てています。
「目標を立てる」と言うと何だか抵抗がある方もいると思います。
それは学校や職場で
「今年の目標を立ててみんなの前で発表しろ!」
「なんだこの目標は!?もっと有意義で高い目標にしろ!」
「会社に貢献できるような生産性のある目標にしろ!」

と言われたことがあるからではないでしょうか?
嫌ですよね。私も経験があります。
きっちり目標を立てることが嫌いです。
私がやっているのはこうした大義名分がある「志が高い」目標ではなく、もっと緩い「こうしたいな」「こうなったら良いな」という理想の目標を立てるようにしています。
意外と目標を立てるだけでも達成されることが結構あるので、私としては書くだけでもやった方が良いと強く感じています。

大抵目標と言うときっちり
「よし、今年から筋トレして痩せるぞ!毎日腹筋100回、腕立て100回!」「売り上げを去年の2倍にするために伸ばすためにSNSにあれもこれも毎日投稿!さらに動画再生回数〇万回を目指す!」

なんてものを想像するかもしれません。
しかしきっちりハードな目標を決め過ぎると大抵続きません。
途中で息切れを起こしたり、精神的にも体力的にも出来ない日もあります。
そうすると「1月に決めたばかりなのにもうリズムが崩れた」「もうだめだ」「自分はなんて意気地なしなんだ」と失敗経験で終わって二度とやりたくなくなります。
そうするともったいないですよね。
せっかくやる気を起こして目標を立てたのに、最初の努力も無駄になってしまいます。
本当はそのまま目標を達成出来ることが一番理想ですが、人間必ずしもそんな人ばかりではないはずです。
大事なのは「長く続けること」だと私は考えています。

長く続けるためには楽しみながらゆるくやることが実は重要です。
私の場合は目標を立てる時、
「どんなことをやりたいのか」
「どんな自分になりたいのか」
「どうなったら理想の状態か」

を考えます。
そうすると自然にペンが動きます。(目標を立てる時は必ず紙に書いた方が良いです。自分の手で書くことによってより意志が強くなります)
・一年で〇万円貯める(そのために○○の仕事を増やす)
・衝動買いをしないよう2日空けて考えてから買う
・キャリアを見つ直して週在宅3日が出来るよう勉強する
・自分に自信が持てるようメイクの勉強をする
・自分の殻を破れるように今年新しいことに3つチャレンジする
・何となくで食べない。お腹が空いてから食べる
・今年3回はカフェに行ってゆとりを楽しむ時間を作る
・○○の作品を読破する
・〇年後には東京の○○に移り住んで図書館めぐりが日課になる
・フランス旅行をして本場のクロワッサンを食べてオルセー美術館、エッフェル塔、モンサンミッシェルを訪れて見る


出来るだけ具体的に、たくさん書きます
「〇〇したい」ではなく「○○する」の言い切り表現にします。
「いつか出来たら良いな」も書きましょう。(いつか…と言っているうちに人生が終わってしまわないように、ちゃんと書き留めます)
遠慮は要りません。
やってみたいこと、なりたい理想をスケールを問わず書いていきます。
書くことで自分の願望を意識し、理想像を固めることが出来ます。
必ず達成出来なくても良いです。
「〇〇するべき」で固めてしまうと強制力が出るので心のどこかに
「うわぁ、本当はやりたくねぇ…」が出てくるからです。

自分の意志に反したことはやりたくないですよね。
「〇〇するべき」ではなく「やりたいからやる」、「こうなったら楽しい」「こんな理想の自分になりたい」からやる。
これが重要なのです。

そして、これらの目標は誰にも宣言したり見せなくても良いです。
自分の中に留めておいて大丈夫です。

よく「夢や目標は誰かに宣言した方が叶いやすい」という言葉を耳にしますが、私は必ずしもそうとは言い切れないと思っています。
高い目標は意志が挫かれる要因が多く、前職でも患者さんから目標を宣言されたことが何度もありましたがその8割は挫折しているのを知っているからです。(今年は禁煙する、ダイエットして〇kg痩せる、ストレッチを継続して健康維持する等)
目標を高らかに宣言した時は希望に目を輝かせて仰るのですが、半年以上経って「そういえば最近どうですか?」と聞いてみると大抵苦笑いで私を見詰めてくる、それが8割です。
それだけ自分に強いる目標は余程の強い意志がない限り達成しにくいのです。

誰かに目標を宣言することで意志が固まる一方、「もう後には退けない」という強制力が出てしまうので途端にやりたくない気持ちも徐々に出てきてしまいます。
しかし「目標をただ書いただけ」で机の奥にしまってしまうのはもったいないです。
誰かに見せない代わりに自分に見せます。
つまり、目標を書いた紙は自分の目に入りやすい場所に貼っておきましょう。
常に目に入ることで脳に刷り込まれていきます。
すると途中でダメになってもまた
「止めちゃったけど新年にこんな目標立てたっけな」
「そろそろまたやろうかな」と思える。
これが長続きのコツではないかと思っています。
三日坊主も何度も繰り返せばそれは「継続」です。

実際自分の去年の目標を見返してみましたが、7割近く叶っていました。
(去年より売り上げを2倍に伸ばす、生活リズムを整える、行ったことのない場所に月2回は行く、等)
たくさん書くことで潜在意識に刷り込むことでタイミングを逃さず行動に移す、日々の行動に影響を与える機会を増やす。
それがもの「目標を立てる」ことの真意です。
(もし達成出来ない目標があったとしても自分を責めず、「どこまで行動できたかな」「この工程までは進んだんだな」と自分の過程や頑張りを評価しましょう)

新年は何かを始めるには良い節目です。
目標を立てる時は「〇〇するべき」でがんじがらめにならず、ぜひ楽しく目標を立てて「こんな未来の自分になったらワクワクするな」「絶対これ出来たら自分はニコニコ笑ってるだろうな」という気持ちを継続させて目標を達成しましょう。