鬱!鬱!をなぞる
Twitterに鬱の漫画が流れてきて昨日読んでた、と友人はLINEのトークで言った。
わたしもそれ今朝読んだの、けど読んだらなんかすごい暗い気持ちになっちゃって、今日一日中暗かった、と言うと、友人もだという。昨日寝れなかったって。
鬱を克服するための長い道のりや、リアルな鬱病の描写、すーごく自分に入ってきちゃって、面白かったけど、読んだら薄いもやのようなものがかかって取れなくて、ずっと暗い気持ちから抜けられなくなった。
めれくちゃんのこと大好きな人はたくさんいる。けど、それとは関係なく、めれくちゃんは死にたいの。
と、思ってた時期があった、すごーーーくきつい出来事があったとき。その感じを思い出しちゃって暗くなってしまった。
けど、わたしを救ってくれたのは、メンヘラ文化とか鬱って言葉すら、そういう概念すらなんも知らない、北海道や東京で出会った子どもたちや、犬コロとか猫とか花とか草木。そしてもうひとつは、素晴らしい文学作品とか、映画とか。闇は闇のまま、人間の情けなさとかこの世界の救いようのなさを、ネタにして描いてるものこそ、自分を元気にしてくれた。もし世界に光しかなくて聖人君子しかいなかったら面白い作品なんて生まれないからな。そして自分の笑えないような出来事もいかに笑いにしてネタにしていくかが人生じゃん?!て思う。ネットにあがってるルポ的な漫画は面白いのもあるんだけど作品に昇華するとかじゃなくてあくまでルポだから、リアルに鬱の感触の描写だけが入ってきちゃって引っ張られたりする。
自分がどういう描写のものをたくさん取り入れているかで、自分が見た景色のなぞり方は変わってきてしまうし確実に影響を受けてしまうから、世界のなぞり方を丁寧に詩的にしたり、全部冗談にして生きていくためにも、ネットを控えめにして読書や映画たくさんの2021年にしたいです!