【ベジタリアン料理】モロッコ風カボチャのスープ
2ヶ月前に開腹子宮全摘手術を受けてから、胃腸に負担がかからないようにと野菜をピューレ状にしたスープを飲む機会が増えた。その1つがカボチャのスープ。
残念ながらオーストラリアで売られているカボチャは大きい分、水っぽくてホクホク感がなく味が殆どない。多分「カボチャ」と言うのではなく「パンプキン」と言う方が合っている気がする。だから、カフェやレストランで出てくるカボチャのスープも、インスタントのカボチャのスープも日本のような優しい甘味のあるスープではなく、スパイスのきいた少々塩みのあるスープばかり。
しかし、私はカボチャの甘みのあるスープがどうしても飲みたい。そんな風に思っていたある日、メルボルンでモロッコ料理店を経営している方がモロッコ料理本を出版しているのを知り、紹介されていたレシピに目を通したらカボチャのスープも入っているのを発見した。材料の中にハチミツが含まれているから、これは甘いスープに違いない。
レシピにはニンニクも含まれていたが、個人的にスープにニンニクを加えるのは抵抗があるので私好みにアレンジして作ってみた。
材料(2人分):
玉ねぎ 小1個
生姜のすりおろし 大さじ1/2
カボチャ 1/2個
コリアンダー 1/4カップ
イタリアンパセリ 1/4カップ
水 500ml
アーモンドミール 50g
オリーブオイル 適宜
ハチミツ 25ml
プラントベースミルク 25ml
(豆乳、オートミールミルクなど。私はオートミール・ミルク使用)
トーストしたアーモンドフレーク 一握り程度
塩 小さじ1/2
コショウ 小さじ1/2
使用するスパイス:
クミン 小さじ1/2
スモークパプリカ 小さじ1/2
*ラスエルハヌート 小さじ1/2
*複数のスパイスがバランス良くミックスされた、モロッコ料理には欠かせないミックススパイス。各スパイスの種類や量は家庭によって異なるらしい。
(通常、コリアンダーシード、クミンシード、カルダモン、ケイアンペッパー、クローブ、フェネルシード、ブラックペッパー、シナモン、スターアニス、ナッツメグ、ジンジャー、スモークパプリカ、ターメリックなどが含まれている。)
作り方:
1. 玉ねぎはみじん切りにします。
2. カボチャは小さめの角切りにし、オーブンでローストします。
3. コリアンダーとパセリもざっくり切ります。
4. オリーブオイルを薄く敷いた鍋に玉ねぎを入れて柔らかくなるまで炒めます。
5. ショウガのすりおろしとスパイス全部を4に入れて全体が絡み合うように3〜5分炒めます。
6. コリアンダー、パセリ、塩コショウを5に加えて混ぜます。
7. 小さなボールにアーモンドミール、オートミールのミルク、ハチミツを入れてペースト状になるまでよく混ぜます。
8. カボチャが柔らかくなったら7と一緒にブレンダーに入れてピューレ状にし、また鍋に戻します。
9. 5〜10分火にかけ、鍋底が焦げない程度に混ぜます。この時点で味見して、必要に応じてミルク、ハチミツ、塩、胡椒などを追加します。
10. 飾りにトーストしたアーモンドとパセリなどをのせます。
(写真はキンレンカの葉。食べられます。)
オーストラリアのカボチャやバターナッツパンプキンはローストすると甘みが多少出るので、スープやサラダ、コロッケなどを作る時はまずローストにするのが良い。但し、シーズンによるものなのか、時々甘みが全然出ない時があるので、その場合はハチミツやメープルシロップなどを使用して甘味を調整。
コリアンダーなどのハーブが苦手な方は、入れなくても大丈夫!十分美味しいスープになります。
一度飲んだら、リピしたくなる味。冬になると必ず作るモロッコ風カボチャスープ。今年は何度も作りそう。
参考にしたレシピ本: Moroccan soup bar by Hana Assafiri