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メルボルンの片隅で
2023年4月20日 13:16
可愛いらしい女じゃない声も可愛くないし誰かを頼る前に自分でやってしまう無愛想で口下手で優しい言葉なんて出てこない子供の頃から年下の面倒みてきたから甘えられることに慣れてしまった甘えてきたら助けてあげたくなる抱きしめてあげたくなる一緒にいてあげたくなる私はいつだってしっかり者のお姉さんだから凛とした優等生を気取る大人のふりをするそれでもね甘えたい時もあるんだよ
2023年4月20日 13:13
初秋の週末また雨が4日間ほど続くと聞いて急いで身支度をして大好きな海に向かった到着してすぐに靴を脱いでビーチサンダルに履き替える砂浜から見る海は陽の光を受けてキラキラと星が降ってきたかのように輝いていた「わー、綺麗!」私は砂浜に座ってボーッと海のキラキラを眺めていた打ち寄せる穏やかな波が集めてきたキラキラを落としていく水平線の彼方には沢山のキラキラが集まり
2023年4月20日 13:05
誰もが言った彼女は聡明活発ウイットに効いたジョークでみんなを笑わせ いつだってリーダー的存在だったって全てを完璧にこなし怖いものなどなかったと誰かと時間を共有すれば相手が何が好きかを察し必要な言葉を用意して気持ちよくさせる名人だった誰もが彼女を好きだったどんなに荒んだ心を持つ者でも優しく包める自信があった心を宥め穏やかにできると自負していた汚れた道を雪を積らせ白く
2023年4月20日 12:59
幾つの夜を越えたのだろう生ぬるい部屋の中で脳裏に隠れていた記憶を掻きむしるような不安定な音楽が流れているダンスフロアで踊るカップルどこだ?皆んな微笑んでいる微笑みが古過ぎて現実だったのか想像なのかわからない坂道を下る若い女赤いジャケットにホワイトのパンツ誰だ?見たことあるけど思い出せない顔背が低かった筈なのに記憶の断片だけが浮かんでは消える頼りにな
2023年4月20日 12:57
いつまで貴方は私を時間のループに閉じ込めるつもりなの?私はもう疲れきっているどうしたらここから抜けられる?ここは本当に私がいるべき場所なの?何もないよあるのは頭の中を巡る掴めないものたちと時間(とき)を刻む音どうして耐えなきゃいけない?役に立たない思い出抱えて何ができるというのか過去の経験も知識もスキルも今は使い物にならないガラクタ自分のために生きる弱さよ