【詩】甘えるなんて
可愛いらしい女じゃない
声も可愛くないし
誰かを頼る前に
自分でやってしまう
無愛想で口下手で
優しい言葉なんて出てこない
子供の頃から年下の面倒みてきたから
甘えられることに慣れてしまった
甘えてきたら
助けてあげたくなる
抱きしめてあげたくなる
一緒にいてあげたくなる
私はいつだってしっかり者の
お姉さんだから
凛とした優等生を気取る
大人のふりをする
それでもね
甘えたい時もあるんだよ
無性に甘えたい時があるんだ
でもそれが言えない
お姉さんだから
優等生だから
大人だから
甘えるなんて
私には似合わない
恥ずかしくてできない
だから
私の心の声を時々聞いて
わかって欲しいの
お願い
そっとハグして
ギュッと抱きしめて
そしたら私元気になれるから