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メルボルンの片隅で
2022年12月14日 19:30
恋した夏の夜昼に飲んだカルーアがほんのり甘く体を包むもういっちゃってるの?と誰かが聞く生ぬるい潮風が海の響きを運び込みその調べに酔いして体は左右に動き出す海が奏でる音色には恋する予感の優しい囁き窓辺に佇み眺める景色は水平線に向かう太陽のオレンジ色の影が水面を射し一体となって溶け合う瞬間を待っていた夕方のコーストの街の賑わいはこれから起こる悦楽を待ちわ
2022年12月29日 16:29
ハイウエイの両側に広がる丘陵からサワロ達が「行ってらっしゃい」と手を振って見送ってくれた11月の風に乗って僕達の旅は始まったひと握りのチョコレートと美味しいコーヒーがあれば楽しさはBigger and Better換気溢れるロードトリップどこまでも続く果てしない荒野遠くに岩肌丸出しの山が霞んで見えてきたその前には貨物列車が走ってる覚えてる?魂が歌うキーに合わせて
2022年12月7日 18:36
教室の窓から差し込む冬の日差しが眩しかったあの日ストーブからの微かな石油の匂いみんなの楽しそうなざわめきいつもと変わらないお昼休み親友と信じていた二人私の右手を押さえて取り出したコンパスの針ゆっくりとゆっくりと私の手の甲を針で刺す流れる赤い液体手の甲より心が痛かった昨日まで楽しかった学校からの帰り道好きな子を教え合い漫画を交換して取り止めのない長話しお腹抱え
2022年12月4日 20:13
夢を見たんだ君の夢を疲れたって呟く君に気の利いた言葉も言えず夢は覚めた寒い朝白い息を吐きながら青い空見て考えた君を癒せる言葉をね忙しそうな君がいる言葉もないのに近づいた微笑む君と冗談交わし最後に言えたのは「だいじょうぶ」それだけだった私の小さな想い君に届けと宇宙に願い笑顔で君に手を振った元気になーれ、明日の君
2022年12月4日 20:14
ガラス張りの高層ビルの一角で窓を開けることもなく仕事をしていると現実の自分と見つめあうことになる。完璧なのは神様だけで、不完全なのが人間というのは百も承知だが、努力をすれば何か1つぐらい完璧にできるものもあるのではないかと錯覚する。果たして私は努力をしても完璧にはできない人間で努力に見合わぬ杜撰な結果に羞恥心を覚え身を隠す穴があったらすぐにでも入り込みたくなる。いつまでも変