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紫電 16
冷たいドラマチック
息が上がるのが早い。体力落ちてきてる。
推しのあたたかいまなざし。すてき。
喉が渇く。
自称悲観主義尚且つ現実主義。俺に愛を語るなら相応の経験をしてからで頼むぜ。悪いな朋輩。
昨日は五千字程執筆する気力があったから米を炊いたのだが、いざ朝になってみるとどうにも食欲が湧かない。いつもの事だが。
詩人の綴る小説は、小説書きの綴る小説とは毛色が異なって面白い。詩の連鎖で物語が成り立っているような心地を持つ。上からモノ言える立場では無いが。
それを言い出すなら俺の詩は死に近付くデイジーチェインでは無かろうか。
デイジーチェイン。直列繋ぎ。朝陽が照らす処刑台。
noteもTwitterも本音を言えば沢山のフォロワーが欲しい。しかし量より質、記事を読んでくれる人でないと意味が無い。そして、その才能は私にはまだ日陰のままである。
僕は浮かべない雲
またも食欲が無い。家の中の埃共を集めて捨ててやった。それでも、食欲が無い。
光遮ったその心 探してあげるよ叫ぶ声を
眼鏡の傷が気になって仕方が無い。新しい眼鏡を買うべき頃なのだろうが、如何にも余裕が無い。
蝶に成れぬ蛾。
蝶々は綺麗だとか美しいとか言われるが、蛾々を美しいというものはヘッセ以外に見たことも聞いたことも無い。
蛾。ガ。画。我。
視覚の娯楽が求められる時代に、文字を追う事で得られる娯楽は錯誤しているとしか思えないが、それでも私は言葉を綴ろう。
続