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紫電 13

珍しく三度寝。私伝も十三回目。


 心調頗る良し。ルーティーンを取り返そう。


 久々の体幹。一分が長い。


 二回目の体幹。全身のキレは良く、またキツい。


 ピクト。グラム。ピクトグラム。


 小説家を目指すにあたって誰もが一度は耳にしただろうサイト。土俵違いもいいところだが、何もしないよりは良いだろう。


 世界は絶望に満ちているかと思えば、日が沈み夜が訪れ月が朝陽に隠れる頃には世界に希望を見出す。自分ですら制御出来ない不可思議な思念である。


 最後に中指と人差し指を後ろで組んだのは十年以上前だったように思う。様々な広義での「愛」すべき人の前では必ず二本指を前で交差し掲げよう。だが、時には後ろで組むことも必要になるであろう。それをこの数日で学習した。然るべき措置であると自己洗脳しよう。


 私が両指を交差し見送った人々が、どうかどうか幸せになりますように。それだけを祈りながら怒涛の六月を思い出して少し刹那くなる。


 一日二度訪れた拉麺屋。月末で畳んで仕舞うと言う。寂しきかな、良きご縁。


 「欲」の帰還。あり過ぎては困るけど無さ過ぎると少し寂しい。お帰り。


 三錠ずつ服用する薬が残り八錠。一度間違えて二錠の日があったのは覚えているが、そうなると残り十錠のはずなのに。怪奇天烈。


 寝る前の煙草が美味しい。明日の朝はどんな心地で目覚めるのだろう。


 兎にも角にも朋輩ちゃんに感謝。きつい物言いしてすまんのぅ。頑固なものでな。


 「愛」について私はとても深く重く考える質である。故に、世間一般とは歪みが生じているのだろう。歪んでも、私はなおそれを愛と呼ぼう。


 ねむい。おやすみまたあした。


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