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紫電 14

 筆を進めた。凄まじい疲労が襲いかかってきた。眠ってしまった。


 気圧が上がってから一度下がり、また上がるらしい。天候に振り回されるのも中々に鬱陶しい。


 Sorrow.Underwater Love.


 医者と話した。考えをありのまま伝えた。何にも縛られたく無い。だがしかし食い扶持を繋ぐには何かに縛られねばならぬ。


 室温十五度とは思えないくらい、部屋の中は寒々しさに満ちている。


 つちのこ。


 極小音で音楽を聴きながら眠ろうとするも、眠れず。止めたら止めたで秒針と雨音が煩くて、眠れず。


 死者の宝箱を真っ暗にして見ている。外は雷が光って何とも良い雰囲気だ。


 自由への憧憬。


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