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人生

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#受容

面白さを追い求めない

楽しさ、と言ってもいい。
とにかくそういう、ポジティブで、害がなくて、人生の幸福に寄与すると一般的にされている性質・感情。
そういったものを、欲しがる心が、それらを遠ざける。

休みの日に、友達もいなくて、用事もなく、家でダラダラしている時。
このままではいけない、という気持ちになってしまう。
それはなぜかというと、楽しくないから。
どこかに「楽しい人生」があって、自分がそれを体験できない世界線に

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退屈受容力が人生を好転させる(かも)

退屈受容力=退屈であることを悪だと感じない能力。退屈であることに動じず、ありのままの体験として受容し、逃避目的での快楽追求をせずにいられる能力。

この能力が高まると、以下のようなメリットがある。
1. 退屈から逃避するためのネット利用・ポルノ鑑賞などがなくなる(退屈に耐えられる、というかそもそも悪だと認識しないので)
2. 心の頑なさ(もっと幸福でなくてはならない、などの固定観念)がなくなるため

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「瞑想がもたらす快感」のデメリット

瞑想は中立的な行為である.
しかし深まっていくにつれて快感のようなものを感じることがある.
これは悪いことではない.
瞑想によって心地よさ・快感を感じるのは想定できることだ.
しかし,これが当然のものであると思ってはいけない.
なぜならそれは執着を生み,次回以降の瞑想の際に苦しんでしまうから.
「前回はあんなに心地よさが現れたのに,今回はなぜそうならない?」と.
執着し期待すると,それが得られない

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不快の育ち方 〜「何か楽しくない」が発狂になるまで〜

小さな不快は日常のあらゆる場所に居る.
これは逃れようもない.
自分はよく「何か楽しくない」という感情を抱く.
こんな感情は不快とも呼べないくらい小さな不快だ.
プラスマイナスで言うと,-0.01といったところだろう.
いじらなければ勝手に0に戻ってくれる.
しかしこれを問題と捉え,解決しようとした途端に,不快は育ち始める.

このように二の矢,三の矢,四の矢を次々と慣れた手つきで射ってゆく.

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