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mekiki days

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”モノ” と”別の価値”との交換



 2020年3月4日、その日も変わらず私はオークショニアとして開催中のオークションを仕切っていました。それは22年間変わらないルーティンで、競り台と呼ばれる机の真ん中に陣取って、全国から集まったバイヤーさん達を相手に競りを取り仕切っていました。その時ふと感じた”違和”が会社の行き先をこれほど大きく変えることになるとは思ってもいませんでした。

 改めて見直してみると疲れてるし、覇気ないなーって

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鑑定・査定人工知能”MEKIKI”を開発しているいくつかの理由②

鑑定・査定人工知能”MEKIKI”を開発しているいくつかの理由②

2019年12月2日に1年半の開発期間を経て、鑑定士サポートアプリ「MEKIKI」をローンチしました。私自身リユース業界で20年以上鑑定士をしています。自身の体験の中で感じた「いま、リユース業界・鑑定士に必要なことは何か?」の想いがこの人工知能MEKIKIには詰まっています。単にAIによる鑑定・査定を実現したいという思いだけではない理由を書いてみたいと思います。

結局、それは「人」なんだと言う「

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鑑定・査定人工知能”MEKIKI”を開発しているいくつかの理由①

鑑定・査定人工知能”MEKIKI”を開発しているいくつかの理由①

2019年12月2日に1年半の開発期間を経て、鑑定士サポートアプリ「MEKIKI」をローンチしました。私自身リユース業界で20年以上鑑定士をしています。自身の体験の中で感じた「いま、リユース業界・鑑定士に必要なことは何か?」の想いがこの人工知能MEKIKIには詰まっています。単にAIによる鑑定・査定を実現したいという思いだけではない理由を書いてみたいと思います。

決定的に欠けていたこと2016年

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井の中の(もがく)蛙は大海を渡れるのか

井の中の(もがく)蛙は大海を渡れるのか

#質屋 #二次流通 #AI

下関で質屋をやっている。じいちゃんが下関の端っこの方にある村から市内に出てきて質屋を始めて今年で64年になる。僕が実家に戻って21年になる。大学を卒業して山一證券に就職した。質屋をやるのが嫌だったというより、父親と一緒の仕事をすること(気取って言えば、レールに乗りたくなかった)が嫌で(恥ずかしくて)山一證券に入社した。1年も経たずに自主廃業となった。山一證券最期の新卒

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