【甘く見ないで】引っ越しシーズンだからこそ知ってほしい雪国の強敵「豪雪」
引っ越しシーズンである。
会社の人事異動があるたびに、豪雪地帯への異動がありませんようにといつも(何度でも)祈っているくらい雪を強敵と思っているmeimyです。
全国転勤の方の中には、「あ~異動 雪国だわ~ 田舎やだな~」くらいの感覚で人事異動を受けている人が多い(偏見!笑)と思うので、雪国の現実(と対処法)をまとめておきたい。
①年末から恐怖はやってくる
豪雪っていっても1か月くらい頑張ればいいんでしょ?と思っている皆さんに伝えたい。場所によるが、雪国は12月~3月上旬くらいまで雪に悩まされる。まるっと3.5か月くらい。長い。
朝早く起きて、天気をチェックし雪堀り&出勤の時間を調整する日々が続くのである…思った以上に拷問である。転勤族の皆さんには、嫌かもしれないが「歩いて職場へ行ける距離」にアパートないしはマンションを借りることをお勧めしたい。後述するが、「職場まで歩けるならまだまし」となる。
②車を持っていたら…冬は朝2時間雪堀り、帰宅後2時間雪堀り…の日々
車を持っているだけで1日に4時間も拘束されるの!?「生活のコスパ悪!!」と思うだろう。
驚くことなかれ、それが雪国なのである。
さらに、普段車通勤の場合には「会社の駐車場や会社の雪堀り」も追加される。イメージとしては、朝起きてアパートの前、自宅駐車場の雪堀り⇒会社駐車場の雪堀り⇒会社自体の雪堀り⇒帰宅前に駐車場の雪堀り⇒自宅に帰ったら自宅駐車場の雪堀り…というのが1日の流れ。計4時間。死ぬほど雪堀りすることになる。ただし、駐車場がなければアパートやマンションの居住者が雪堀りをしなければならないのはせいぜい玄関前。雪堀りの時間が圧倒的に少なくなるので、上記の流れに時間を使う覚悟がなければ車は手放してしまおう。
「職場まで歩ける、近くにスーパーがある」のなら車はいらないのかもしれない。
③出勤ラッシュで車で15分の職場へいくのに3時間かかることも
雪が多い時期は、車が意味をなさなくなる。スリップしたり、はまってしまって動かなかったり。道の除雪も間に合っていない(除雪してもどんどん降るので国道などの除雪で精いっぱいになる)ので、道は轍だよりの1車線になる。普段の通勤が車で15分程度の距離で、8:30に会社につきたいなら、5:30から6:00くらいには家を出ないと間に合わない。なお、車を出す前には除雪とフロントガラスの氷を溶かす作業などが必要なので…もっと朝早く起きることになる。よって、ここでも「職場に歩いていける」ことは大きな武器になる。渋滞がないので、雪道に足を取られても普段の2倍の時間くらいで職場につくことができる(普段歩いて10分なら、20分見ておけば余裕)。
④雪かきグッズは雪が降る前に買うべし
雪国の雪かきグッズの人気度はさながらアイドルのチケット取得大戦争のよう…と言えば伝わるだろうか。雪が降り始めるとこれらのアイテムはホームセンターから姿を消すので、売られ始めたら即座に買っておきたい。ママさんダンプや鉄スコップ(って言って伝わるかな?)など。プラスチックのものは固くなった雪に負けて割れるので購入はオススメしない。重いが、やはり「鉄しか勝たん」という感じである。車がない人は鉄スコップのみでもOK。車がある人はフロントガラスの解氷スプレーも忘れずに買っておこう(無いとフロントガラスが解けなくて詰みます)。
⑤雪が降ったら不要に出かけない、しかし除雪は怠らない
雪が降ったらなるべく家にいることオススメしたい。車やバスで出かけると朝でなくても渋滞はよくあるし、何よりスタックして困ることも多い。電車はすぐに止まる。冬に出かけてもたいしてよいことは無いのだ。近所のスーパーくらいに留めておいて、家で雪だるまを作ったりのんびり過ごそう。
しかし、休日に外の様子を見に行かないと駐車場で車が雪の重さでつぶれたり、家の入口の除雪が自分の玄関だけで来ていなくて周りの住民に迷惑になったりということもあるので、一度は外の様子をチェックして除雪すべし。アパートによっては住民みんなで除雪しようという雰囲気になることもあるので、流れに乗り遅れないようにしたい。雪国では、自分の家に積もった雪は自分の持ち物。きちんと管理しないと痛い目を見る。
⑥長靴と手袋を買っておこう
これは、冬の必須アイテム。ダサくても長靴は買っておくこと。無いと泣く。
ということでいろいろ紹介したが、私が知る雪国よりも多い積雪のところもあれば、少ないところもあると思う。
参考にしていただければ、少なくとも防御ゼロで詰んだ…ということはないと思うので、転勤が決まった方、雪国に引っ越す予定の方は頭の片隅にこの情報を置いておいてほしい。
雪は大変だが、雪国での生活もいいものである。
天然冷蔵庫がつくれたり、雪だるまを楽しめたり、…出かけられないので冬の間貯蓄もしやすかったり。お子様がいるご家庭には楽しめる環境だと思う。
皆様、良い雪国ライフを。