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『幸せの定義は人それぞれなんだよ』

【アイの歌声を聴かせて】

■日本/2021年
■監督∶吉浦康裕
■脚本∶吉浦康裕、大河内一楼
■出演∶土屋太鳳、福原遥ほか

AIの発達した近未来の物語であり、高校生たちの青春物語でもあります。どちらもあまり進んでは観ないジャンルなのですが、こちらの作品はとても良かったです(^-^)v


主人公は女子高校生のサトミです。母子家庭で、家の家計管理と家事をこなす、働き者で真面目な娘です。ある日、サトミのクラスにシオンという美少女が転入してきます。シオンはなぜかサトミのことを知っており、「サトミ 今幸せ?」とクラスのみんなの前でいきなりサトミに問いかけて歌い出します。

サトミはシオンの姿形を見つめて、シオンがAIの研究者である母親か開発したロボットであることに気がつきます。なんと、シオンはアンドロイドの実地試験のため、高校に送り込まれたのでした。学校の人達にシオンがAIロボットであることがバレれば試験は失敗となってしまいます。サトミは母親が長年情熱を注いできた開発アンドロイドの試験を成功させるために、友人たちとシオンの正体を隠し通そうとします。あまりにも突拍子もない行動にでるシオンにみんな振り回されながらも、お互いに友情や恋愛感情が芽生えていき、共に青春を送ることになります。

しかし、サトミの母親が勤めるAIの会社には、この開発をよしとしない派閥があり、シオンはこの一派に捕まってしまいます。サトミたちはみんなで力を合わせて、大企業相手にシオンを救出に向かうのでした。



青春だなぁ、、、
というのが観賞直後の感想です(^ー^)
大人が鑑賞したら、ほぼ100%そう感じると思います!!
同時に、人間以上の知識を持つAIについても問題提起されているストーリーで、意外と考えさせられる作品でした。AIをテーマにした作品はごまんとありますが、こちらの作品はホントにあと一歩で手が届きそうな近未来です。そのためリアリティがあり、AIが発達していくことのメリットとデメリットについて考えやすい世界観でした。


一応ミュージカル映画なのですが、歌唱シーン少なめで歌うのもほぼシオンだけです。この作品は「幸せ」もテーマの1つになっているので、シオンが歌う曲の歌詞に「幸せ」というワードが入っていましたね。記事のタイトルのセリフも「幸せ」に関するものを選びました!

また、映画のタイトルにある「アイ」には、「愛」・「AI」・「I(=私)」 
の三つの意味が込められているそうです!
愛とAIはなんとなくわかりますが、I(=私)が入ってるところがなんか良いですよね\(^-^)/


初めてこの作品を知ったのは別作品を映画館で鑑賞したときに、流れたトレイラーでした。トレイラーで、シオンの以下のセリフが抜粋されています。

「心配しないでちゃんと見ててね サトミが好きだったこと、素敵だなって思うこと」

これを聞いてなんとなく、青春ものだけどたまには観てみようかな、という気持ちになりました。
やっぱり言葉には人の心を動かす力がありますよね!


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〈一言メモ〉

鬼滅の刃のような続編ものの作品も良いのですが、映画単体のオリジナルアニメでおすすめの作品教えてください!

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