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「愛の神たちにウェヌスのもとへ導かれるアドニス」フランチェスコ・アルバーニ【ルーヴル美術館の名品150選】72

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

*フランチェスコ・アルバーニ作 連作「ウェヌスの物語」、1621-1633年
左上:「ウェヌスとウルカヌスの休息」、INV10、2.03×2.52m
右上:「ウェヌスの化粧」、INV9、2.02×2.52m
左下「愛の神たちにウェヌスのもとへ導かれるアドニス」、INV12、2.03×2.52m
右下:「武器を奪われる愛の神たち」、INV11、2.02×2.50m
(いずれもイタリア絵画部門、ドゥノン翼)
フランチェスコ・アルバーニ作「愛の神たちにウェヌスのもとへ導かれるアドニス」、1621-1633年、INV12、2.03×2.52m、イタリア絵画部門、ドゥノン翼

 3枚目は「風」に相当。
上空の子供が持つ布が風で膨らむ。
ウェヌスと恋人の逢い引き場面。
時間は夕方。
四つの場面は「朝昼夕夜」の
一日の四つの時間帯にも対応するようになっています。

◆ウェヌスの恋◆

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