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めぐる、11号/木と、暮らす「富永ジョイナー」のこぼれ話
「秘傳」と書かれたものを見ると、ドキッとします。
阿波指物師・富永啓司さんの工房で見せていただいた古い書籍は、代々指物師を営んできた富永家の先祖の方々から受け継がれてきたもの。
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「指物(さしもの)」とは、釘を使わずにホゾや継ぎ手で木材を組み、かつ外側に組み手を見せない細工を施した木工品のこと。
古くから今日までたくさんの技術が継承されてきたそうです。
富永さんは指物師として修行が始まった若いころから折に触れ、この古典とも言える「秘傳」の書を紐解き、学びを深めていったのだとか。
自ら作った遊山箱に入った茶道具で抹茶を点ててくださって一服いただくと緊張した心がふわっと緩み、たくさんのお話を聞かせていただきました。
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詳しくはめぐる、11号でぜひ読んでみてください。