うつ病から3年後「自分を大切に」の学びが一旦完結
これまでの自己紹介シリーズでは
心理学やスピリチュアルを通して
自分の感情や心に目を向け、心を向け
「自分を大切に」の意味を徐々に理解し
徐々に「自分と向き合う」が
できるようになっていった経緯を書いてきた。
前回、「自分に優しく」のステップののちに
感情の裏にある「自分の本心」
(どうあり在りたいか、どう生きたいか)を
見出すことができるようになれば
「自分を大切に」は８割完成と書いた。
今回は残りの２割について書きたいと思う。
残りの２割の要素は
「何を選択するか自分で決める」だ。
ここまでを整理すると
「自分を大切に」は
❶自分に優しく
❷自分と向き合う
❸自分で選択する
この３つの要素で成り立っているように思う。
これが揃っていわゆる「自分軸で生きる」
という状態ができる。
これは一度ステップ３まで行ったら
終わりというものではなく
ずっと繰り返しながら生涯をかけて
磨いたり維持するものだと思っている。
❶は自分軸を立てる土壌を耕す
❷は自分軸を構築し、土壌を固める
❸は構築した自分軸を使う
それぞれそんなプロセスだ。
いくら自分軸を持っていても
使えなければ意味がないので
前回の段階では８割と書いた。
この軸を使って
「何を選択するかを決める」ができて
自分の人生のハンドルを
自分で握ることができる。
自分の時間とエネルギーをどう使うか？
この主導権を取り戻すことができる。
私の場合、
この意識を持つようになって
最初は仕事の質が大きく変わった。
それは成果にも現れ
昇進のオファーをいただけることに繋がった。
なぜ、自分軸がしっかりしてきたことで
このような変化が起きるのか？
それは、自分の軸をはっきりさせる過程で
ものごとの責任の所在とその範囲が
(誰に何の責任と選択権があるのか？)
の線引きがはっきりしたからだと思う。
心理学的に言うと
「自他の分離」や「課題の分離」が
できるようになった。
それまでは、風見鶏のような
八方美人のような仕事のやり方になっていた。
例えば、
「お客様がこう言うからこうしなきゃ」
→結果、後手後手になってクレームや
トラブルも発生しやすくなる
これが
「お客様はこう言ってるけど、
ベストな選択肢を調整して提案してみよう」
↑自分の範囲でベストを尽くす
「何を選択されるかはお客様が決めること」
↑お客様の範囲
そんな感覚に変わっていき
お客様からお叱りを受けることが
なくなっていった。
同時に、
「誠実にベストを尽くして
上手くいかなかったら誠実に謝るしかない」
というように
「怒られないように仕事する」が
変わっていったし
「自分以上でもない、以下でもない」
「できないことで、できるようになりたいことは
できるようになっていけばいい」
そんな風に
等身大の自分を見れるようになっていった。
すると、
その時点で「可能なこと、不可能なこと」
「確実なこと、不確実なこと」を
フラットに把握できるようになり
堂々と仕事をできるようになっていった。
「仕事をする」という場面においての
時間とエネルギーの使い方の軸を
持っていない時は
「怒られないように」
「トラブル起こってほしくない」
そんな風に仕事をしていたのが
「ベストを尽くして納得のいく仕事をする」
「内部の都合ではなく
お客様に真っ直ぐに仕事をする」
そんな軸ができたことで
仕事のやり方が変わり
仕事の質が変わり
現実も変わっていった。
仕事の話がメインになってしまったが
人生においても「軸」ができると
生き方が変わり
選択が変わり
人生が変わる。
「どう在りたいか」
「どう生きたいか」
自分の本心と向き合うことができ
自分の本心を見出し
「自分の在り方」や「生き方」を
自分で選択していく。
これができるようになって
「自分が自分の安全基地」となり
「自分が自分の相棒」となり
今振り返るとまだまだ荒削りではあったが
私の「自分を大切に」の学びが一度完結した。
うつ発症から丸3年経過していた。
ここまでお伝えしてきたようなプロセスを
学んでくださったクライアントさんが
「別人の人生を生きてるみたい」と言っていただくことがあるが、
私も「自分を大切に」の学びが完結していった当時は
本当に以前の自分とは
別人になったかのような感覚で
自分の人生の第一章がおわり
次の章に進んでいる、そんな風に感じていた。
余談ではあるが、この5年後に構築した
i-passを活用した独自プログラムに
「Next Chapter Program」と名付けた。
自己(存在)肯定感を育むことで
他人の人生を生きることから卒業し
自分の人生を生きれるようになり
あなたの人生を次の章へ進める
そんなコンセプトだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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