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第21週 木曜日 作家・歌人・漫画家 俵万智

21人目の作家・歌人・漫画家のカテゴリーは歌人の俵万智さんです。


俵 万智(たわら まち)さんは、1962年12月31日大阪府北河内郡門真町(現門真市)にお生まれになりました。

その後同四條畷市、福井県武生市(現・越前市)と移住され福井県立藤島高等学校に入学されます。高校時代は演劇部に所属されたそうです。

福井市の田原町駅の駅名標には平仮名で「たわらまち」と書かれている。俵万智は高校生のときに武生市から福井県立藤島高等学校に通う際、田原町駅を利用していたそうです。



そのため駅名にちなんだペンネームではないかと言われることがよくあるが、れっきとした本名である。高校時代は田原町駅のおかげで他人から名前をすぐ覚えられたそうです。



そして指定校推薦で早稲田大学第一文学部に入学され、日本文学専修に進級されました。


在学中に心の花を主宰している佐佐木幸綱氏に師事し短歌の世界に入られます。

なお、大学時代は「アナウンス研究会」に入っていたそうで、フジテレビアナウンサーの軽部真一氏は同研究会の同期だそうです。





1985年(昭和60年)に大学を卒業され、神奈川県立橋本高等学校の国語教員になられます。

国語教員として働きながら発表された『野球ゲーム』で第31回角川短歌賞次席をとられます。受賞は米川千嘉子さんに譲るも、その奔放で斬新な表現が歌壇の話題をさらったそうです。

そして翌年、『八月の朝』で第32回角川短歌賞を受賞されます。


1987年(昭和62年)発行の第一歌集『サラダ記念日』は歌集としては異例の大ベストセラーとなって社会現象を引き起こしました。

1988年 『サラダ記念日』で第32回現代歌人協会賞を受賞されています。


俵万智さんの歌は日常会話で使われるカタカナを巧みに使い、親しみやすい歌風です。この歌風で多くの人々の心を掴みました。

1989年3月 神奈川県立橋本高校 を退職されます。

1990年 第57回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲として「朝のバス」を作詞されます。
1991年 第19期国語審議会委員になられて以降第20期、21期と1998年まで務められます。


1994年(平成6年)、戯曲「ずばぬけてさびしいあのひまわりのように」を書き、つかこうへい事務所が上演しました。その時の様子は『ひまわりの日々』に描かれているそうです。


1996年 4月からNHK歌壇の司会、6月から、毎週日曜日読売新聞の『読売歌壇』の選と評を務めておられます。


2003年 『愛する源氏物語』で紫式部文学賞を受賞されます。

2003年(平成15年)より初の小説『トリアングル』を読売新聞に連載され、阿木燿子監督の『TANNKA 短歌』として映画化されました。


2003年11月に男児を出産されます。



2006年 - 『プーさんの鼻』で第11回若山牧水賞受賞。

第74回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部の課題曲として「手をのばす」を作詞されます。

2006年(平成18年)歌集「プーさんの鼻」で第11回若山牧水賞を受賞されます。

2007年 映画『クワイエットルームにようこそ』に旅館の女将役で

出演されます。



2009年5月10日 第2回『ベストマザー賞』を受賞されます。


2006年から宮城県仙台市に居住しておられましたが、2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生を受け、沖縄県・石垣島に移住されました。



宮崎県日向市で開催されている「牧水・短歌甲子園」の審査員を、同じ佐佐木幸綱の門下生で、東日本大震災の発生により仙台市から宮崎市に移住した大学の後輩である大口玲子さんと共に務めた縁から、2016年(平成28年)4月からは宮崎市に移住されたそうです。

2019年 『牧水の恋』で第29回宮日出版大賞特別大賞を受賞されます。

2020年3月、宮崎県の全国障害者芸術・文化祭の広報アンバサダー(大使)に就任されています。

現在も季刊誌『考える人』(新潮社)で「考える短歌」を連載中。


また2019年6月からは、西日本新聞にて、心にのこる一首と出会った作者の思い出を綴る「俵万智の一首一会」を、隔月で連載しているそうです

作品
歌集
第一歌集『サラダ記念日』河出書房新社、1987年 のち文庫
『とれたての短歌です』浅井慎平写真、角川書店、1987年 のち文庫
『もうひとつの恋』浅井慎平写真、角川書店 1989年 のち文庫
第二歌集『かぜのてのひら』河出書房新社、1991年 のち文庫
第三歌集『チョコレート革命』河出書房新社、1997年 のち文庫
『小さな友だち』管洋志写真 、講談社 1996年
『花束のように抱かれてみたく』稲越功一写真、同朋舎 1997年 のち角川文庫
『そこまでの空 俵万智の贈りもの』安野光雅絵、河出書房新社 1998年
『恋文』荒木とよひさ共著 主婦と生活社、2003年 のち中公文庫
『会うまでの時間 自選歌集』文藝春秋、2005年
第四歌集『プーさんの鼻』文藝春秋、2005年 のち文庫
『たんぽぽの日々 俵万智の子育て歌集』市橋織江写真、小学館、2010年
『生まれてバンザイ』童話屋、2010年
『あれから 俵万智3・11短歌集』今人舎、2012年
『風が笑えば』奥宮誠次写真、中央公論新社、2012年
第五歌集『オレがマリオ』文藝春秋、2013年 のち文庫
第六歌集『未来のサイズ』角川文化振興財団 2020年
エッセイ他
『よつ葉のエッセイ』河出書房新社、1988 のち文庫
『魔法の杖 対談集』河出書房新社、1989 のち文庫
『りんごの涙』文藝春秋、1989 のち文庫
『短歌の旅』文藝春秋、1992 のち文庫
『俵万智のハイテク日記 Alice in hi-teck land』朝日新聞社、1992 のち文庫
『ふるさとの風の中には 詩人の風景を歩く』内山英明写真 河出書房新社、1992
『恋する伊勢物語』筑摩書房、1992 のち文庫
『短歌をよむ』岩波新書、1993
『旬のスケッチブック』角川文庫、1993
『日本語はすてき』河出書房新社、1993
『かすみ草のおねえさん』文藝春秋、1994 のち文庫
『そこまでの空』安野光雅絵 河出書房新社、1994
『本をよむ日曜日』河出書房新社、1995
『三十一文字のパレット』中央公論社、1995 のち文庫
『こんにちは、ふるさと』河出書房新社、1995
『ひまわりの日々』ベネッセコーポレーション、1995 のち福武文庫
『あなたと読む恋の歌百首』朝日新聞社 1997、のち文春文庫
『さよならごっこ』角川mini文庫、1997
『燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの』野村佐紀子写真 河出書房新社、1998
『言葉の虫めがね』角川書店、1999 のち文庫
『九十八の旅物語』平地勲写真、朝日新聞社、2000
『三十一文字のパレット 2』中央公論新社、2000 のち文庫
『風の組曲』河出書房新社、2000
『ある日、カルカッタ』新潮社、2001 のち文庫
『俵万智と野崎洋光のゆっくり、朝ごはん。』廣済堂出版、2001
『101個目のレモン』文藝春秋、2001 のち文庫
『百人一酒』文藝春秋 2003、のち文庫
『愛する源氏物語』文藝春秋、2003 のち文庫
『考える短歌 作る手ほどき、読む技術』新潮新書、2004
『花咲くうた 三十一文字のパレット 3』中央公論新社、2005 のち文庫
『かーかん、はあい 子どもと本と私』朝日新聞出版、2008
『かーかん、はあい 子どもと本と私2』朝日新聞出版、2010
『ちいさな言葉』岩波書店、2010
『富士山うたごよみ』福音館書店、2012
『短歌のレシピ』新潮新書、2013
『旅の人、島の人』ハモニカブックス、2014
『そだちノート』アリス館、2014
『ありがとうのかんづめ』小学館、2017
『牧水の恋』文藝春秋、2018
共著
『恋、がんばって。』岡本真夜、竹内夕紀共著 徳間書店 1998
『ひかりそへたる 源氏物語の恋の歌』芳賀明夫共著 講談社 2000
『新・おくのほそ道』立松和平共著 河出書房新社 2001
『短歌の作り方、教えてください』一青窈共著 角川ソフィア文庫 2014
『連句日和』 和田誠、笹公人、矢吹申彦共著 自由国民社 2015 ISBN 4426119871
小説
トリアングル 中央公論新社、2004 のち文庫
翻訳
おーい、おりてよ ジョン・バーニンガム JR西日本コミュニケーションズ 1989
マドレーヌのクリスマス ルドウィッヒ・ベーメルマンス 佑学社 1989
クリスマスのほし マーカス・フィスター 講談社 1995
みだれ髪 1-2 チョコレート語訳 与謝野晶子 河出書房新社 1998 のち文庫
こねこのクレオ ステラ・ブラックストーン 教育画劇 2003
クレオとキャスパー ステラ・ブラックストーン 教育画劇 2003
クレオのゆきあそび ステラ・ブラックストーン 教育画劇 2003
こっちおいでクレオ ステラ・ブラックストーン 教育画劇 2004
クレオのひっこし ステラ・ブラックストーン 教育画劇 2004
いつまでも アンナ・ピンヤタロ 主婦の友社 2007
クマと森のピアノ デイビッド・リッチフィールド ポプラ社 2017

俵万智さんは定期的にツイートを挙げておられます。


めぐめぐがすごいと思う俵万智さんのこと

1短歌の世界には大学生という意外と遅い時期に入られておられますが、

すぐに素晴らしい才能を発揮されていること。

2短歌だけでなく、小説、戯曲、そして子供向けの作品と様々な作品を発表されていること。

3現在も作家として母として様々な子どもの応援をされていること。

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めぐめぐ@日本の女性の人生を記事にして書いています。
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