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長いうつからおはよう

半年以上、ほとんど寝たきりの酷いうつ状態だった。家事はほとんどヘルパーさん任せ。子どもたちに随分とさみしい思いをさせたと思う。


何やってんだろう。

膵炎の痛みの中、救急車で思い出したのは精神科で出会ったACTだった。私はどうなりたいのだったか。何を大切にして生きたいのだったか。目標を取り戻した私は爆速で退院できた。
慢性膵炎なので今後も入院するかもしれない…ないと嬉しいけれど次の入院の準備を整えた。入院中にいるもの、いらないもの、ロッカーにどれくらい入りそうか等々、しっかりメモして帰ったのがかなり役立った。


気分転換に美容室の予約をした。少し先のご褒美。子どもたちに迷惑をかけた…と落ち込んでも取り返せないので、これから笑顔で楽しく過ごす時間が増えるようにするために。ご褒美目指して、せっせとたまった洗濯物やらをこなした。無理をして、即再入院なんて笑えないので少しずつ休み休み。


そうこうしていたら、体力もかなり戻って家事の感覚も戻って私おはよう!って気分だ。長いうつからやっと目が覚めた。もうあんな深いところまで眠りにつきたくない。その前に気づき、手前で引き返したい。色んな欲を書き出して、小さなことから叶えていく。丁寧に生きると、寝たきりで過ごした時間がもったいなくも感じるが仕方ない。ここに来るために必要だったのだとでも思うことにしている。


欲張りが止まらなくて大変。毎日が何をしよう!で溢れ始めている。


やっぱりACTが私には合ってるな。というわけで、ACTをしながら欲張ってやりたいことをやって、ありたい自分を選んで生きていく様をこんな風に残していきたいと思う。


※ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)ラス・ハリス著の本がバイブル。



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