マガジンのカバー画像

イタリアの生活

7
イタリア北部の小都市での生活
運営しているクリエイター

記事一覧

Day 45

2022.05.27

レジデンスに移って一月半が経った。
来た時には暖房をつけていたが、今は半袖でいても汗をかくようになった。

当初はベッドのマットレスや椅子が合わず、家人が腰痛に悩まされて寝たきりになるなどのトラブルがあったが、自宅のマットレスと椅子を運んでもらったら解決をした。避難所などで体を壊す人の現実を目の当たりにした気がする。

家のスペースを侵食されるのと、ウクライナへの侵略がたま

もっとみる

Day 17

2022.04.29 

次から次へと問題が起こる。水道屋さんに来てもらって洗面台の水漏れを見てもらったら水道管に穴が空いていることがわかった。金属の管で錆びて穴が開いたという。経年変化や菅の詰まりを溶かす酸を使ったりで錆びていくという。来た時にも菅が詰まっていた。詰まっているゴミが見えたので箸で引っ張り出したりしたが、かなりの量のゴミが詰まっていた。箸はこういう時にとても便利だ。

部品の交換と

もっとみる

Day 7

(2022.04.19 火曜日)

イースターの連休が開けて、今日からいよいよ工事が始まる。

物を取り出してほぼ空っぽの部屋では話をするとやたらに反響する。

工事の人たちが来て壁に穴を開けて、一度全部壊す。

埃を被りそうなところにはシーツをかけて回った。こんな時に古いシーツは役に立つんだと知った。

1日であっという間にまるで爆撃された場所みたいになった。

Day 5

(2022.04.17)

レジデンスに移ったものの自宅と行ったり来たりしている。初日はベッドが合わないのか首や背中が痛くなったけれど、それにも慣れた。

自宅に往復する最大の理由はレジデンスの洗面台やビデの排水管が詰まっていたり、洗濯機が汚れていて掃除をしないと使えないという状況があったからだ

入居前に掃除をしてくれたはずで、一見きれいに見えるけど、実際は手を入れなければならないことが山ほどあ

もっとみる

Day 1

住んでいる建物で一年ぐらい前から改修、改装工事が進んでいて、いよいようちの番が来て、生活ができなくなるので一時的に家を出ることになった。

引っ越し先は同じ建物の一戸で、そこは家具付きなので身の回りの生活用品を持っていけばよい。

インフラも通っているし、テレビやインターネットも繋げてもらったので、レジデンスの暮らしという感じだ。

とはいえ、食事や掃除、洗濯などは自分でしなくてはならないし、布団

もっとみる
Covid19 緊急事態の終了に思うこと(イタリア)

Covid19 緊急事態の終了に思うこと(イタリア)

2020年3月8日に私の住む町でロックダウンが始まってから2年が過ぎようとしている。

当時イタリアでは政府による緊急事態宣言が出され、市民の健康と医療システムを守るために市民の生活は強制力と罰則のある法令によって制限されることになった。

その法令が発布から2年経ち、この3月一杯で効力を失う(状況により3ヶ月の延長ができる)。これは緊急事態に合わせて時の政府の権限で発令された時限立法だったからだ

もっとみる

改装のため一時引っ越し