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悲しみをちゃんと悲しめるようになった事は嬉しい

自分の本当の喜びを知ったら、“あの時の事” が、悲しい事だったのだとわかる。

あの時の事とは例えば私なら、息子の興味を止めてしまった事だ。


その時には、それが悲しい事だという事さえ気付いてないから悲しめなかった。

ただ苦しかったけど。



でも外側から刷り込まれた喜びを喜びだと思っていたら、悲しまなくていい事で悲しみ焦らなくていい事で焦り…最終的に自分を責め不安になってしまう。

例えば価値のある事なんて人それぞれなのに、評価し合う空気に飲まれてしまったり。

持っている物で人を比較したり。



私は特に、普通という枠からはみ出る事が怖かった。

だから固定観念とか世間の常識とか、そういうものが正しいのだと、自ら型にはまる事を望んでいた。


苦しかったのは、それが私の本当の喜びではないと私の心の奥では知っていたからだ。



\そんなの気にしなくていいんだよ!/
\この子はこのままが素晴らしいんだ!/

今なら息子にも自分にも人にも、心からそう言える。



当時の私が一番欲しかった言葉だ。



自分の感情を全て感じてあげられる。

本当の喜びを知ると、ちゃんと悲しめる。


あの頃の私はとても悲しい。
悲しいって、悲しいけど清々しい。




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めげないやつ子
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