小規模の会社でも効果あり?プレスリリース初実践の記録 ”成果と次のステップ”
初めてのプレスリリースを振り返り、次回に活かせる学びをまとめました。これからプレスリリースを考えている方々の参考になれば幸いです。
プレスリリースの成果
プレビュー数: 766件
訪問者数: 765件
掲載サイト: プレジデント オンライン、時事ドットコム、産経ニュース、オリコンニュースなど合計27サイト
広告換算値: ¥583,300
取材依頼・PR経由来店: 0件
営業コンタクト: 4件
実施費用: ¥80,000(作成 ¥50,000/PR Times ¥30,000)
直接的な来店や取材は得られなかったものの、広範囲に情報が拡散され、多くの方に知っていただける機会となりました。企業としてプレスリリースに挑戦したこと自体が、今後のPR活動に向けた貴重な経験になりました。
実施の経緯
2024年10月で創業100周年を迎えるにあたり、8月頃から、企業の歴史を振り返り、先代・先々代の想いを後世に残すためのプレスリリースを出したいと考えていました。
また一方で、企業広告のチラシ作成も検討していたため、MEBICに相談をしていました。MEBICとは大阪のクリエイター支援団体で、広告・Web制作などに悩んだ際にはとても頼りになる無料サービスです。
その際、記者出身のプレスリリース作成をサポートしている方と出会い、新聞でのパブリシティ効果が見込めると判断し、依頼を決めました。
特に、保守的な社長やスタッフのインタビューを誠実にまとめてくださる点に期待しました。
作成費用は5万円と決して安くはありませんでしたが、プロのインタビュー技術によって、私では引き出せない内容が引き出され、依頼して本当に良かったと感じています。
その後、商工会議所や府庁の記者クラブへも入稿し、プレスリリースの基本的な流れを学ぶことができました。
次回に活かすポイント
今回の振り返りとして、PR Timesのウェビナーなどで学んだ改善点は次の通りです
タイトルに地域名やイベント日時を記載
具体的な地域や日時があることで、より興味を引きやすくする
メインメッセージをシンプルに
多くの情報を詰め込みすぎると要点が伝わりにくいので、取材してほしい内容を明確に。
イベントPRのタイミングを前倒し
イベント実施日が直近だったため、次回は少なくとも1か月前にはPRを発表する。
前回の実績を伝える
実績があると取材のハードルが下がるので、前回の成果を合わせて記載する。
写真サイズの調整
今回は文章が長かったので、概要と写真をコンパクトにまとめる(写真は比率1:1.9)。
PR代行サービスの選定
様々な代行サービスがありますが、メリハリをつけてサービスを選ぶ。大きなPRの際はPRTimes、小さいPRは無料のサイトを利用する。中途半端な有料サイトは使わなくてよい。
PRTimesは知名度が全然違う。添削などのフォロー体制もしっかりしている。1回30,000円と高額ではあるものの、一回は利用してみるべきだと感じた。
次のステップとアイデア出し
今後は、以下のようなアイデアを取り入れ、さらにPR活動を充実させていきます。
新しい情報をニュースとして配信
ホームページ更新を無料のPRサイトなどでニュースとして発信する来春のイベントプラン
ゴールデンウィークには警察向けサングラス販売会を企画。3月頃から計画を進め、4月にリリースする。補聴器相談会のイベント
老人ホームでの相談会を開催し、実績と今後のイベント告知に活用する。子どもの弱視支援
難易度は高いものの、影響範囲の大きな支援活動なので、周到に準備し、より効果的に発信できるよう整える。
まとめ
広告費を多く取れない中小規模の会社ほど、プレスリリースを上手に活用することが重要だと感じています。社会のトレンドをキャッチしつつ、自社の取り組みを時代が求める形で発信できれば、メディアに注目される機会も増えるでしょう。
また、育児や認知症、アレルギー対策といった社会貢献につながるテーマを掘り下げ、計画的にアウトプットしていくことで、費用対効果がさらに高まっていくと確信しています。
奇を衒ったPR活動をしなくても、真摯に営業活動を行う会社であれば、自社の取り組みを正しく把握するだけでPRできる要素はたくさんあります。日本には、必要以上に謙遜する店舗も多く、ぜひその価値をパブリシティによってより多くの人に伝えてほしいと感じています。
自店の価値をPRによって高めることは、結果として既存のお客様の満足にもつながるはずです。プレスリリースに対して一歩踏み出せないでいる方がいらっしゃれば、ぜひチャレンジしてみてください。もし私にできることであれば何でもお手伝いしたいと思います。ともに良いことを広め、少しでも世の中をより良くしていきましょう。