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障害を抱える子との暮らし

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発達障害や先天性疾患を持つ子について
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2023年3月の記事一覧

子供の障害をカミングアウトアウトする? しない?

子供の障害をカミングアウトアウトする? しない?

我が子は先天性疾患や発達障害を抱えています。
本人が自分のことを理解し病気や障害を言語化する前に、我が家には「親が誰にどこまで話すのか」と言う課題がありました。

今回は診断名を親からカミングアウトしてきた結果、感じたことをまとめます。

1  診断名を親が周知するということ

(1)全てを言う必要はない

「相手に理解してもらいたい」と全てを伝えたくなる時もありますが、相手も許容できる範囲があり

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「信頼できる相談者」の見分け方

「信頼できる相談者」の見分け方

自分でできることには限界があります。得意不得意も違います。
だからこそ自分の不得意を補ってくれる相談者を見つけることは、親子ともに楽に生きるために必要だと思っています。

誰かに助けを求める時に「ああ、この人は信頼できそうだ」「この人だったら一緒に考えてくれるだろう」と思う人をまとめました。

1 資格や肩書きだけでは不十分。信頼できる人とは?

公的な資格は一つの目安になります。その資格を得るた

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将来役立つサポートファイルの作り方

将来役立つサポートファイルの作り方

皆さんは子供のサポートファイルを作成していますか?
今回は我が家が作ったサポートファイルの経緯とひな形をご紹介します。

1 サポートファイルとは

2 サポートファイルを自作した理由

現在サポートファイルは国(厚生労働省等)が推奨し、各自治体が独自の様式を公開しています。一方サポートファイルの活用については、現在もどのように活用していくか、実際に活用されているのかについて課題があると言われてい

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子供の発達障害を疑っていて「様子を見ましょう」と言われたら

子供の発達障害を疑っていて「様子を見ましょう」と言われたら

乳幼児健診で子供の発達障害を相談したら「様子を見ましょう」と言われた経験のある親御さんは、どれくらいいるのでしょうか。

最近は発達障害の「早期発見・早期療育」が浸透しつつあり、逆に「様子を見ようと言われた…」と落胆する親御さんがSNSで嘆いているのを見かけます。

1 発達障害の早期療育のメリットは、「親の価値観が変わること」

早期療育につながる場合は、子供と親と地域特性が影響します。
つまり

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