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子供の発達障害を疑っていて「様子を見ましょう」と言われたら

乳幼児健診で子供の発達障害を相談したら「様子を見ましょう」と言われた経験のある親御さんは、どれくらいいるのでしょうか。

最近は発達障害の「早期発見・早期療育」が浸透しつつあり、逆に「様子を見ようと言われた…」と落胆する親御さんがSNSで嘆いているのを見かけます。


1 発達障害の早期療育のメリットは、「親の価値観が変わること」

早期療育につながる場合は、子供と親と地域特性が影響します。
つまり、

  • 「子供が重度で特性が明らか」

  • 「親に発達障害に関する知識があり、子供の特性について理解を示している。療育を受けるために仕事等の融通がきく

  • 「地域に療育の場所や人材があり、フォロー体制がしっかりしている」

これらの条件が整うほど、早期療育につながりやすくなります。

診断だけ受けても親子の支援が受けられずただ療育につながるまでの待機時間が長くなる場合、絶望する期間が長くなるだけにもなります。

我が家が療育につながったのは早期ですが、「早くつながっても、子供は成長するようにしか成長しない。成長する適切なタイミングに適切な支援を受けることが重要」なことが分かりましたし、「周りの理解と関わり方が大切」と言うことを痛感した時期でもありました。

2  様子を見ているのは何か

乳幼児健診で「様子を見ましょう」と言われた場合、いくつか項目があります。また当日の様子だけでなく家庭や保育園等での状態も、とても大切な情報になります。

3 なぜ様子を見るのか

本人の力や周囲の関わりでどれだけ伸びていくのか、どのタイミングで療育につなげた方が良いのか。
特に乳幼児健診では、面談後に今後の支援の方向性を当日のスタッフや専門職らが複数で話し合っている場合が多いです。

「様子を見る=経過観察」と言うことです。

我が家は経過観察を「サポートを続けていくよ」と言うメッセージと受け止めています。
サポートしてくれるように、時々、思い出してもらえるよう受診や健診にしっかり顔を出すことにしていました。

4 「様子を見ましょう」と言われたら「親から聞くこと」は

様子を見るタイムリミット
経過観察の項目
親や周囲の関わり方について
今後の展望

「様子をみましょう」と言われて不安になった保護者の方には、上記について尋ねることをお勧めします。

具体的には、
「いつまで様子を見ていくことになりますか」
「今日の子供の様子で、どんな点が気になりましたか」
「○○について困っているんですが、親はどう関わったら良いでしょうか。コツはありますか」
「保育園の先生に何か伝えておくことはありますか」
「もし今後何かのサポートが受けられる場合、どんなものが受けられますか」

など、聞きたいことを聞いてみましょう。

また余裕があれば、親の要望(早期療育につながりたいのか、まだ早いと考えているのか)も伝えておくと良いでしょう。

「様子を見ましょう」と言われて帰り際、皆さんが「有意義な時間だった」と思われることを祈っています。

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