健診で「肥満」を指摘されたら。その①

昨日から、
めっきり冷え込んできた今日この頃。
「冬日:最低気温0℃未満」が、
今シーズン初めて日本国内で100地点を超えた模様です。

と、思ったら明日、明後日は最高気温25度前後のようで、
服装の調整が難しいです。

今回は肥満の話。
私も、メタボ健診ではいつもひっかかります。

ロバート秋山さんの歌「願い」にあるように体重4kg落としたい。


Mayo ClinicからObesityです。
アメリカでも肥満は大問題で、
最近はいろいろな薬が大流行のようです。

概要

肥満は、過剰な体脂肪を伴う複雑な疾患です。肥満は単なる美容上の問題ではありません心臓病、糖尿病、高血圧、特定の癌など、他の病気や健康問題のリスクを増大させる医学的問題なのです。体重を減らすのが難しい人がいるのには、さまざまな理由があります。通常、肥満は遺伝的、生理的、環境的要因に、食事、身体活動、運動の選択が加わって起こります。良い知らせは、適度な減量でも肥満に関連する健康問題を改善または予防できることです。より健康的な食事、身体活動の増加、行動の変化が、体重を減らすのに役立ちます。処方薬や減量手術も、肥満治療の選択肢のひとつです。

日本では、
・20歳以上の人の肥満の割合は男性33.0%女性22.3%となっています。
男性では40歳代が39.7%と最も高く、
次いで50歳代が39.2%となっています。
女性は60歳代で28.1%と最も高くなっています。
 厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」より

症状


肥満の診断には、BMI(Body Mass Index)がよく使われます。
BMIを計算するには、体重(kg)を身長(m)の2乗でわります。
BMI        体重の状態
18.5未満       低体重  
18.5-24.9未満    正常 
25.0-29.9      過体重 
30.0以上       肥満  
BMIが23以上のアジア人は、健康障害のリスクが高まる可能性があります。ほとんどの人にとって、BMIは体脂肪を合理的に推定することができます。しかし、BMIは体脂肪を直接測定するものではないので、筋肉質なアスリートなど、体脂肪が過剰でなくてもBMIが肥満のカテゴリーに入っている人もいます。また、多くの医師は、治療方針の決定に役立てるために、その人のウエスト周囲径を測定しています。体重に関連した健康問題は、ウエスト周囲径が40インチ(102センチ)以上の男性35インチ(89センチ)以上の女性に多くみられます

日本では、
腹囲が男性85cm、女性90cm以上が、
メタボの基準の一つになってます。
日本とアメリカだと、
男女の腹囲の基準が逆転しております。

アジア人だとBMI 23未満がいいみたいです。
厳しい。

原因
体重には、遺伝、行動、代謝、ホルモンの影響がありますが、肥満は、通常の日常生活や運動によって消費されるカロリーよりも、摂取するカロリーが多い場合に起こります。その余分なカロリーを脂肪として体内に蓄積します。米国では、ほとんどの人の食事が高カロリーで、ファストフードや高カロリー飲料から摂取することが多いようです。肥満の人は、満腹感を得るまでに多くのカロリーを摂取したり、すぐに空腹を感じたり、ストレスや不安から食べる量が増えたりすることがあります。欧米諸国では、多くの人が身体的負担の少ない仕事に就いているため、仕事中にカロリーを消費することが少なくなっています。リモコン、エスカレーター、オンラインショッピング、ドライブスルー銀行などの便利な機能により、日常の活動でさえ消費カロリーが少なくなっています。

ちなみに、
ファスト(fast:素早い)フード(food):すぐに調理して食べられる食品。
なのですが、
イギリス英語では「ファースト」っぽく発音するそうで、
「ファーストフード」と言っても間違いではないそうです。

アメリカのマクドナルドは、飲物おかわり自由だった記憶があります。
道行く人も、
かなり大きな紙コップにジュース入れて歩いてた気がします。
私も、今ほぼデスクワークなのでカロリー消費少ないですね。
かといって食事量減ってない。


リスク
肥満の原因には、以下のようなものがあります。
①家系的な遺伝と影響:両親から受け継いだ遺伝子は、体脂肪の蓄積量や脂肪の分布に影響を与える可能性があります。また、遺伝は、食べ物をエネルギーに変換する効率、食欲の調節方法、運動時のカロリー消費方法などにも影響を与える可能性があります。肥満は家族内で発生する傾向があります。それは、単に遺伝子が違うからというだけではありません。家族には、同じような食習慣や活動習慣があることが多いのです。

親が太ってても子供がやせてることもあるし(逆のケースも)、
遺伝の影響だけとは、一概にはいえませんが。
食生活は、特に子供の時は親と同じ物を食べることが多いので、
関係ある?


②生活習慣
・不健康な食事:高カロリーで野菜や果物が不足し、ファストフードが多く、高カロリー飲料や量が多すぎる食事は、体重増加の原因となります。
・液体カロリー:特にアルコールからのカロリーは、満腹感を得ずに多くのカロリーを摂取することができます。砂糖入りの清涼飲料水など、その他の高カロリー飲料も、体重を大幅に増加させる原因となります。
・運動不足:座りっぱなしの生活をしていると、運動や日常的な活動で消費するカロリーよりも、毎日摂取するカロリーの方が多くなりがちです。コンピューター、タブレット、スマホの画面を見ることは、座りっぱなしの活動です。画面の前で過ごす時間は、体重増加との関連性が高いと言われています。
・特定の病気や薬:人によっては、肥満がプラダー・ウィリー症候群やクッシング症候群などの医学的な原因に行き着くことがあります。また、関節炎などの医学的な問題は、活動量の減少につながり、体重増加をもたらすことがあります。体重増加につながる可能性がある薬物もあります。抗うつ薬、抗けいれん薬、糖尿病薬、抗精神病薬、ステロイド、βブロッカーなどがあります。

ファストフードは太りやすいようです。

お酒は、
飲むとついつい、
つまみがすすんでしまいますね。
アルコール自体もカロリーあるし。

もはやスマホは手放せないですが、
確かに、運動しながらみるのって無理です。
見ているときは座りっぱなしです。

体重増えると、
膝がいたんで、
さらに歩かなくなる悪循環になります。

薬も関係あるので、
飲んでる薬については、是非副作用も把握しましょう。


③社会的・経済的問題
社会的・経済的な要因は、肥満と関係があります。歩いたり運動したりするのに安全な場所がなければ、肥満を避けることは困難です。同様に、健康的な料理の仕方を教わっていなかったり、より健康的な食品を手に入れることができなかったりする場合もあります。また、友人や親戚に肥満の人がいると、より肥満になりやすいと言われています

確かに適切な運動、食事摂取をするにも、
ある程度は知識が必要です。


④年齢
肥満は年齢に関係なく起こる可能性があり、小さな子供でも起こります。しかし、年齢が上がるにつれて、ホルモンの変化や活動的でないライフスタイルによって、肥満のリスクが高まります。また、体内の筋肉量は年齢とともに減少する傾向にあります。一般的に、筋肉量の低下は代謝の低下を招きます。こうした変化により、必要なカロリーも減少し、余分な体重を維持することが難しくなる可能性があります。加齢に伴い、意識的に食事をコントロールし、体を動かすようにしなければ、太る可能性が高いのです。

私も若いときは、
かなり痩せてたんですが、
年取ると腹回りに肉がつきやすくなりました。
筋肉も明らかに減少しております。
あきらめて、
意識的な食事、運動コントロールをすることが大事です。


⑤その他の要因
・妊娠:妊娠中は体重が増えるのが一般的です。出産後、この体重がなかなか減らないという女性もいます。この体重増加は、女性の肥満の原因になることがあります。
・禁煙:禁煙は、しばしば体重増加と関連しています。そして、人によっては、肥満と認定されるほどの体重増加につながることがあります。多くの場合、禁煙の禁断症状に対処するために食べ物を利用するために起こります。しかし、長い目で見れば、禁煙は喫煙を続けるよりも健康にとって大きなメリットとなります。
・睡眠不足:十分な睡眠がとれていなかったり、睡眠時間が長すぎたりすると、食欲を増進させるホルモンに変化が起こります。また、カロリーや炭水化物の多い食べ物を欲するようになり、体重増加の一因となることがあります。
・ストレス:気分や幸福感に影響を与える多くの外的要因が、肥満の原因となることがあります。人は、ストレスの多い状況を経験すると、より高カロリーの食品を求めることがよくあります。
・マイクロバイオーム:腸内細菌は食べたものの影響を受け、体重増加や減量困難の一因となることがあります。これらのリスクファクターが1つ以上あったとしても、肥満になる運命にあるわけではありません。ほとんどの危険因子は、食事、身体活動、運動、および行動の変化を通じて対策することができます。

一過性に太ることがあるようですが、
まずは、禁煙しましょう。

「やけ食い」という言葉もあるように、
ストレスや睡眠不足も肥満と関連ありとのこと。

腸内細菌が原因って言われても、
どうすればいいんでしょうかね。


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