「光る君へ」第38回がざっくりわかる!ネタバレ雑感メモ
清少納言ききょうが藤壺の藤式部(後の紫式部)まひろの元を訪れる。まひろの書いた光る君の物語(源氏物語)を、「引き込まれました!」と褒めるが、なぜ書いたのかをたずねる。左大臣道長に頼まれ、帝の心から枕草子を消し、亡き皇后定子の思い出を消し去るためにではないのか、と。「私は腹をたてておりますのよ、まひろさまに。源氏の物語を、恨んでおりますの」。
一条天皇の一の皇子で定子の息子・敦康親王の元服の話が出るが、元服したら藤壺を出ないといけないので嫌、と敦康。ゆくゆくは帝になるのだから、元服するように諭す中宮彰子に、微妙な表情の行成。行成、何か道長から聞いているのか、感じ取っているのか。
彰子の息子・敦成親王の寝所の床下から、呪符が発見される。調べの結果、伊周の親族が敦成親王と彰子を呪詛していた。とばっちりといえばとばっちりで、伊周も参内停止。
敦成が生まれても、敦康を大事に思っている。お上のお心と共にありたいと願っている、と一条帝に告げる彰子。
清少納言とのやりとりを思い出しながら月を眺めるまひろに、同僚の女房・宮の宣旨が気さくに声をかけ、娘・賢子とうまくいっていないのを見抜いた会話を交わす。「今日もよく働いた。早く休もう」。
伊周、今週も道長らを呪詛するのだが、一気に身体が弱っていて、これはもう廃人に近い。呪詛が自身に降りかかっているような。
道長、長男の頼通に「俺とお前がなさねばならぬことは、敦成親王を次の東宮にし、一刻も早く即位いただくこと。本来帝は誰でも良いが、周りによくない奴が出てくるのはダメ(←伊周)。我々に信頼を寄せる帝を即位させ、揺るぎない力を持って政をするのが民のため。これは家の繁栄のためではないぞ」と。んー、なんかブラック化してない?
まひろの父・為時、8年ぶりに官職を得る。左大臣様が偉くしてくださった、という為時に「左大臣様と母上はどういうお知り合いなの?」と尋ねる賢子。ドキドキ。
倫子に頼通の婿入り先の相談をする道長。妻は自分の気持ちで決めるものではない、って倫子に言っちゃうの、ちょっとひどい。お前のおかげで偉くなれた、と持ち上げてはいたが。
「宿命」「密通」「幸不幸」「出家」とプロットをメモしている藤壺のまひろの局にやってくる道長。
「娘の裳着に、左大臣さまから何か一ついただけませんでしょうか」というまひろに、快諾する道長。賢子が自分の子供って知ってるのかがいまいち読めない。
藤壺の人気者になりそうな女房として、まひろが推薦したあかねが出仕。女房名を「和泉式部」と命名される。
敦道親王との思い出を綴ったものを書いた、これで生きる気力が湧いた、とまひろに感謝する和泉式部。和泉式部日記がすでに爆誕していた。
道長の妾・明子の高松殿に、頼通来訪。道綱を道長が引き立てているようにこれからも息子・頼宗をよろしくお願いします。と繰り返す明子。あれこれどこかで見たなそうか道綱の母!
中宮彰子、2度目の懐妊。
藤壺にボヤ。定子の子である敦康親王と脩子内親王は伊周の家へ避難するが、伊周がやつれておじいさんみたいになってる! 怖い。
土御門邸の道長のもとに来る伊周は、何もかもお前のせいだ!とキレて錯乱し、呪符を撒き散らす。取り押さえられる伊周と部屋を出てゆく道長を目撃したまひろ。目に涙を浮かべている。三郎とまひろだったころからずいぶん遠くにきちゃったよね……。