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50代ボブ子が一人でフジロック2024へ行ってきた話(1日目夜&宿編)

「アラフィフぼっちフジロック」の2年目、陽が暮れて夜。
※1日目夕方まで編はこちら

フジでフェスでフリーダムでJAZZ!

3番目に大きいステージ、フィールドオブヘヴンで、このステージの今日のトリ上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonderを21時から観る。かなり満杯のFoH、待ち構えてた人もたくさん。屋外で、自由に踊ったり飲んだり(私は下戸だけど)しながら聴けるJAZZ最高。そして、音響良い。

上原さん(とバンド)はかなりアグレッシブでエレクトロな感じで、ロック味を感じる。同じものをホールとかで聴いても、こんなに楽しくないだろうな。というか、やっぱりフジ「ロック」なんだろうか。

上原ひろみを待つフィールドオブヘヴン。
すでにかなり満杯。

1日目のヘッドライナー! ありがとうThe Killers!

やや後ろ髪引かれつつ、1時間くらいでグリーンステージの1日目ヘッドライナーThe Killersへ。決まっていたSZAがギリギリでキャンセルになって、「1日目のグリーンステージヘッドライナー、なし!?」と焦ってから1ヵ月あまりでスパパパーんと決める荒技を成し遂げたスマッシュさんと、快諾してゴリゴリ来日してくれたバンドに勝手に敬意を表して、これは観なければ、と。

事前予習は数曲を聴いたのみ。でも、きっとこれは大きい会場で、しかもフジで観たら、映えるに違いない、という感じはあった。そういうのってフェスの醍醐味の一つでもある。

予想そのままに、聴いたことある曲は耳馴染み含めて楽しく、新たに聴く曲もキャッチーで盛り上がるという、まさにフェスのトリ向きのアクト。オーディエンスの中の人をステージに上げてドラムをプレイさせちゃったり(すごいよワタルさん!)、シンガロングできるアンセム的なヒット曲もあり。ありがとう!

これワタルさんかも。

ぼっち、今日の宿へ急ぐ。

23:00頃(1日目のタイムテーブルはこちら)に私の2024年フジロック1日目観戦は終了、同時に宿への移動&明日に備えて体力回復というミッションが発動した。
宿は、私にとって初めての「旅館の大広間で大人数相部屋(もちろん男女別)」という形式。明日の2日目を観終わったら、そのまま長距離バスで帰るというスケジュールなので、今回の宿泊はこの1泊のみ。

大部屋でちゃんと寝付けるかな?とか、夜中というか朝方に帰ってきた人の音が気になって眠れなくなったりしたらどうしよう……。などと考えながら(軽い睡眠障害があるのですよ。更年期のお年頃なもので)、かなり急ぎ足というかほぼ走ってゲートに向かい、The Killers観終わりの皆さんのビッグウェーブより一足だけ早く、越後湯沢駅行きのシャトルバスに乗り込むことに成功。

越後湯沢の駅からは、深夜にも関わらず送迎してくれる宿のマイクロバスで本日お世話になる高半さんへ。相部屋する大広間の中の、良い場所(落ち着けそうな壁際、できればコンセント近く、出入口から遠い布団)を確保することを念頭にチェックイン。もちろん素泊まりですよ。
お宿の方も慣れたもので、フジロッカーのニーズに合わせてくださっているプランなので格安。ちなみに、楽天トラベルで予約しました。

とにかく、ぼっちでフジロックの一番の難関は宿。基本は2人以上での宿泊が前提のプランが多いので、こういった形式はありがたいところ。ちなみに昨年は、少し遠目(在来線で20分くらいの駅)のビジネスホテルに宿泊しました。

同じ部屋の宿泊客の中でも、かなり早め(4番目くらいかな?)についたので壁際を確保でき(スマホ充電)、また、最終的に部屋は半分弱程度の埋まり方で、騒がしく帰ってくる迷惑なタイプは皆無の、マナーの良いソロフジロッカー女子(時折二人連れ)ばかり。おかげさまで愛用の耳栓も充分ワークして、概ねちゃんと寝られました。

それと、さすが川端康成「雪国」の舞台となった老舗宿、お風呂は良いお湯、露天もありと大変結構で、疲労回復に◎。何しろ、こちとらアラフィフ、明日も楽しく過ごす体力を確保できるかが死活問題なのです。ちなみに、一日を終了してして午前0:00日付が変わったところで歩数を見たら36,348歩。うーん、もしかして人生で一番歩いた日かも。しかも、そのうち3割くらい踊ってる気がする。体力大事。

2日目、おはよう! お天気も大丈夫そう。

朝はなんとなく8時くらいに起き、朝風呂からゆるゆると身支度、その時点で、お隣りの部屋(こちらも大広間)が男性大部屋だったことにやっと気づいた。お隣りも、わりと静かだったってことか。

10時ごろ、越後湯沢駅に送ってもらう宿のマイクロバスを待つ間に、こちらのお宿・高半さんが舞台になったというノーベル文学賞作家・川端康成「雪国」についての充実した展示を拝見。ちょうど今年の二月に、読書会の課題図書で読んだよ、「雪国」。

「雪国」の舞台になった頃のお部屋が展示されていた。
映画の撮影に川端康成が降臨のショット。岸惠子きれい。
妹尾河童さんのイラストも展示されていた。

さあ、2日目に出発!


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