霊界からの依頼、の話
先日、夢を見ました。
夢の中で、私は雲の上の世界のようなところに居て、女性の教師から何かの勉強を教わっていました。
その教師は中世ヨーロッパ風の、質素だけど上品な衣服を着て、私に地理や城壁の構造などを教えてくれていました。
と、そこへ来客がありました。
客人は、やはり中世ヨーロッパ風の衣服を着た、今度は小太りの男性のようです。
私たちが勉強している建物の外で、でっぷりとしたお腹の前に帽子を持って、なんだかモジモジしている様子でした。
彼いわく、「フルディムについて調べて下さい」とのこと。
どうやら、現世で私が中世ボヘミア王国について調べているのが霊界で話題になっており、歴史に埋もれたボヘミアの人たちが「俺の事も調べて欲しい」と、私のところに依頼に来たようです。
そう言えば、以前も「クジッチ」と「クジボクラート」の名前が夢に出てきたことがあって、目覚めてからそれらを調べたのですが、自分の前世では関わりのない地名だったので不思議に思っていました。
ということは、夢を通して前世の記憶を見ているのではなく、他の人物からの「俺の人生を調べてくれ」という依頼のメッセージを受信しているのかな、と考えると納得できます。
話を今回の夢に戻します。
フルディム、という発音は分かりましたが、綴りが分からなかったので、私は女教師に尋ねました。
「chrdimよ」
と、女教師は綴りを教えてくれました。
またchで始まる地名だな、と思いながら、「了解。起きたら調べてみるね」と言って目を覚ましました。
起きて、さっそくスマホのマップを開きます。
chrdimという地名は何度か見た覚えがありましたが、どの地域だかは覚えていませんでした。
自分の前世とはあまり関わりのない土地のような気もします。
場所を調べてみると、意外なことに東ボヘミア地区にそれはありました。
フルディムの北数キロの所には、私の前世に関わる都市「パルドビツェ」があります。それは私が攻略しようとして惨敗に終わったパルドビツェ修道院がある町です。
その南方にあるフルディムも、フス戦争に関わりのある町でした。
1420年の時点で、フルディムやパルドビツェはカトリックの勢力圏でした。
そして、1421年のある日、戦争で捕えられたフス派の幹部、「ペトル・フロマードカ」がフルディムの町へ連行され、そこで火炙りにされたそうです。
後日、その報復としてヤン・ジシュカの軍勢がフルディムを襲い、町からカトリック教徒を追放しました。
以後、フルディムはフス派の町となりました、とのこと。
まだこのぐらいの情報しかありませんが、夢で調査を依頼してきたのは、この地で火炙りにされたフロマードカさんだったような気がします。
彼についてもう少し詳しく調べてみましょ。