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2020/12/27
妻の誕生日。食材を買いに言ったり、ケーキ買ったり花買ったり。下北沢の家の見学をして買い物して、うなぎ食べて帰る。随分アクティブな1日だった。今年こんなに外で歩くのもこれが最後か。うなぎ好きというほどではないのだけど、落ち着いて食べる時間がある時は、白焼きをつまみにして飲むようになったらこれがなかなかいい。
下北沢に行ったついでに、日記屋月日を覗いてみたら小さなスペースに日記がずらっと並んでおり、欲しい本が山盛りあった。こういう高密度な棚を見るとかえってうわー、すげーってなって買えなくなることが多い。目の前のAを買うなら、2つ隣のBもまた買うべきだし、それならあれもこれも買わねば自分の選択の基準がおかしい、これは到底この時間で選び切れるものではないし、買う方も気合がいるぞ、みたいなそんな心境。なのでまた改めて、次は買いに行かなければなるまい、という、覚悟というか、次はそのつもりで行くぞというスイッチが入った。
遅ればせながら、というかリリースから1年経っているらしいのだけど、『十三機兵防衛圏』を初めてみたら、これが噂通りの面白さで気になる。またしばらく寝不足が続きそうな予感。アニメとかノベライズとかされたらこれまた人気出そう。
年内にバベルの図書館を読み終えようと思って『バベルの図書館24 ガラン版 千一夜物語』を読んだ。ガラン版は岩波のを2冊ほど読んで止まっていたのだけど、ここに抜粋されたアラジンの話が興味深い。悪役はアフリカの魔術師だし、恋するお姫様の名前はジャスミンではなく、バドルールブードール姫。舌かみそうな名前。バドルールブードール姫に一目惚れしたのは、アラジン が姫の入浴を盗み見して一目惚れというのも現代のアラジンとは全然違うところ。ボルヘスは、アラジン の話自体、原典にはないガランの創作だと指摘していて千一夜物語を代表するエピソードがガランの創作というのはなんとも面白い。
しかし伝承や民話のようなものを編纂しながらそこにふと自作を忍び込ませる心境というのはどういうものなのだろう。ちょっとした悪戯心なのか、、、まさかこんなに人気の話になるとは思わなかったよ、という感じなのか。そして創作だとしたら、バドルールブードール姫っていうネーミングなんなのよ、と聞いてみたい気もする。なんとなく、ガランにとってアラビアな雰囲気感じる名前がこれだったのだろうか。
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