meetALIVE Vol.21 人生“自粛知らず”の二人が吠える!掟破りのサバイバル思考 │イベントサマリー
今回のオンラインイベントは、異色の二人のゲストを招いて開催されました。
一人目は15年カジノで勝ち続け、世界を6周したプロギャンブラー、のぶきさん。「神の領域」といわれる年間勝率9割を達成し、カジノ界でブラックリスト入りするほどの実力者です。
二人目は“プロゴリラ”を自称する内山 雄輝さん。大学卒業後すぐ起業し、現在はSALES ROBOTICS株式会社代表取締役社長CEOなどを務めています。
異なる業界で活躍し続ける二人から、これからの社会を力強く生き抜くためのヒントを聞きました。当日のイベント内容の一部をレポートします。
【ゲストスピーカー】
内山 雄輝 氏 (SALES ROBOTICS株式会社 代表取締役社長 CEO & Founder)
2004年早稲田大学中国語・中国文学専修卒業後、SALES ROBOTICSの前身となるWEICを設立。
多くの企業で営業現場が疲弊している状況に危機感を持ち、営業支援事業を開始。
インサイドセールス実行に必要な、営業リストの抽出・インサイドセールス管理システム・BPOサービスのトータルソリューション『SALES BASE』を開発・提供。800社1000商材以上の導入実績。2019年より東証一部上場ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスグループの傘下に入り、同ホールディングスの執行役員CIOを兼務。2016年4月より、MIJSコンソーシアムの理事長に就任。MIJS活動を通じ、持続的経済成長を実現するための成長イノベーションの創出に熱意を燃やす。
【ゲストスピーカー】
のぶき 氏 (プロギャンブラー)
15年間カジノで勝ち続け、世界6周したプロのギャンブラー。
検索「プロギャンブラー」でほぼ独占。「神の領域」といわれる年間勝率9割を達成。
33日連勝。カジノを追い出され続け出禁になりブラックリスト。震災ボランティアしに一時帰国するとメディアやトーク依頼が殺到。著書「勝率9割の選択」(総合法令)「ギャンブルだけで世界6周」(幻冬舎)。
テレビ「嵐にしやがれ」「サバイバー」「ダラケ」など多数。連載「SPA!」など人気の3サイト。
ギャンブルと旅を極めた視点から、毎週さまざまなテーマでトーク依頼あり、トーク実績は350本越え。
保育園~東大、上場企業の大集会~企業研修まで。ニコ超会議では安倍総理の前座時間帯にトーク。
スピーチの最高峰TEDxで日本最多の5回登壇。勝負から、世界から、学んだことを日本へ伝えるため生き抜く。
7月開催予定が、当日になって突然延期が発表された本イベント。実はおどろきの事情がありました。
森脇「犯人は内山さん?」
内山「そうですね、流行り病にかかってしまいました。
お客さんとミーティングをしていたんです。対面でマスクをして、ソーシャルディスタンスを保って1時間。その後、彼がコロナに感染していたことが判明しました。
僕もPCR検査を受けたら結果は陰性だったのですが、徐々に熱が上がって……。もう一度検査を受けたら結果は陽性でした。それがイベント当日です(笑)」
森脇「前日に電話したときは、大丈夫だって言っていたんですよ!」
のぶき「僕も開催されると思っていました。ただ無理はしてほしくなかったです」
内山「すぐ入院して、アビガンを飲みました。早く退院できるだろうと思っていたら悪化してしまい、結局半月ほど入院していました」
森脇「コロナ患者が登壇しちゃいけませんってコメントきていますけど……」
内山「もう治ってるって!(笑)」
のぶき「僕らが今一番知りたい情報じゃないですか。今日はこの話がメインでいいんじゃない!?」
そんなリアルな裏話で盛り上がったあと、いよいよイベントは本題へ。
数多くの勝負に挑んできたお二人に、サバイバル思考を紐解く10の質問を投げかけてみました。〇×の二択で選んでいただいた結果はこちら。
勝負に対するそれぞれの考え方を聞きました。
森脇「プロギャンブラーとプロゴリラ……いや、プロ経営者ですね(笑)。お二人には共通点がありながら、異なる価値観をお持ちですよね」
のぶき「プロギャンブラーというのはわかりやすいから言っているだけで、ただの勝負師です。内山さんは?」
内山「僕は勝負師ですが、できれば勝負したくないです。計算して勝てる勝負しかしません」
のぶき「僕も同じですよ。プロギャンブラーはギャンブルをしないと常々言っていて、絶対に勝てるときだけ勝負に挑みます」
森脇「内山さんは小心者ですか?」
内山「小心者ですね。経営や事業でも、三手先くらいまで見えない場合は勝負しません」
のぶき「小心者であることは大事ですよね。僕はいつも『実力分の自信を持て』と言っています。ギャンブルでも過信は禁物です」
内山「のぶきさんはギャンブルでいつもどれくらいベットするんですか?」
のぶき「賭け金はいつも一緒です。プロは大勝ちせず、大負けもしません。小さな勝ち負けに一喜一憂せず、トータルでの勝ちを狙っていきます。そういう意味では僕も小心者かもしれませんね」
内山「僕は『頭がちぎれるまで考えろ』と自分にいつも言い聞かせています。考えて解決できないことはないんですよ」
森脇「その話、聞きたいですね」
内山「考えて考えて考え抜けば、必ず出口が見えます。考えるのをやめたとき、すべては終わります」
のぶき「みんな、そこそこは考えるんですよ。でも頭がちぎれるまで考えれば、勝率は各段に上がります。
僕はお金と時間、目標の3つが人生の軸だと考えています。ひらめいたアイデアに対してお金や時間をどのくらい使うのか、目標値に対してどこまで到達しそうなのか考えた上で、勝負するかしないかを決めます。
どうすれば勝てるのかだけ考え続けるから、勝率が上がるんですよね」
小倉「視聴者さんから質問が来ています。お二人にとって最大の勝負はなんでしたか?」
内山「自分はここで終わりと感じるときこそ最大の勝負ですね。自分のやることがないかもと思うときが、もっとも怖い瞬間ですから」
森脇「のぶきさんは生きるか死ぬかの勝負をしたことはありますか?」
のぶき「プロギャンブラーになろうと決めたときです。ただ、決めたものの目標になる人に出会うことができず、どこにゴールがあるか分からない日々が続きました。ほふく前進していたときが一番つらかったです」
小倉「次の質問です。勝率が50:50の時、どのように対応してきたのか教えてください」
のぶき「勝率が50:50になることは絶対ないと考えています。考え抜けば51:49に傾くはずです」
内山「僕は失敗したときをイメージして、生きていられるかでその勝負に乗るか判断します。
ごはんにマヨネーズをかけて食べるような貧乏生活も経験しましたから、失敗してもそこに戻るだけだと思っていますね」
森脇「最後に、お二人にとってサバイバル思考とはなんでしょう?」
内山「生き残ってなんぼ、諦めないでなんぼです。やり続ければ失敗はありません。死ななければなんでもできます、コロナにかかっても!」
のぶき「やってみたいことにトライし、メンタルを強くしていく。誰よりも考え続けて行動すれば、いい結果を導ける。それだけです」
お二人に共通していたのは、勝てない勝負はしないこと。サバイバル思考からは程遠いように感じられますが、その裏には頭がちぎれるほど考え抜き、諦めずに緻密な計算を重ねる、泥臭い勝負師の顔がありました。
誰よりも考え、誰よりも行動し、諦めないで続けていく。複雑な現代社会をサバイブするための答えは、意外とシンプルなのかもしれません。
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2020年10月開催分
【10/22開催】meetALIVE vol.22 星野リゾートや伊勢老舗食堂ゑびやから学ぶ「コロナ危機をチャンスに変える!TECH PLAYERの考え方」
開催日時:2020/10/22 (木) 18:00 - 19:30
開催形式:オンライン
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